本番の桜花賞と同じ阪神芝1600mを舞台にする桜花賞トライアル、チューリップ賞。3着までに桜花賞の優先出走権が与えられます。昨年の3着馬ペリファーニアは本番の桜花賞でも3着荷好走しました。今年も春の牝馬クラシック戦線を目指して16頭が出走してきました。春の3歳GIシリーズに向けて大注目の一戦です。
このレース、過去5年の1着～3着は、1-4-7、4-2-1、1*3-4、1-13-2、7-6-2番人気の馬で決着しています(2021年はメイケイエールとエリザベスタワーが1着同着)。ここ5年は1番人気～2番人気の少なくても1頭は連続して馬券対象を確保しています。ここ5年の連対馬10頭のうち7頭まで、3着以上馬15頭のうち11頭までが4番人気以内の馬です。上位人気馬が堅実に走っている印象ですが、伏兵馬の出番もありそうです。とくに昨年は、勝ったのは7番人気(単勝16.2倍)の伏兵モズメイメイ、2着に6番人気(単勝14.8倍)の伏兵コナコーストで、3着は2番人気(単勝5.4倍)のペリファーニアでした。三連単は15万円超の好配当でした。今年の上位人気馬は、タガノエルピーダ、ミラビリスマジック、スティールブルー、ガルサブランカ、スウィープフィートあたりになりそうです。
このレースでは、一昨年までGI阪神ジュベナイルフィリーズで4着以内に好走し、年明け初戦でここに出走した馬が連続して優勝してきました。昨年は該当馬の出走はありませんでした。今年も阪神ジュベナイルフィリーズからここに出走してきた馬はいません。敢えて上げればGI朝日杯5番人気3着に好走し、年明け初戦ここに出走してきたタガノエルピーダが該当しそうです。
また、ここ5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが前走で芝の1500m～1600mの距離のレースを走っていました。例外1頭は2022年の2着馬ピンハイ(前走芝1400mの新馬戦1着)。昨年も勝ったモズメイメイ、2着コナコースト、3着ペリファーニアはいずれも前走で芝1600mを走っていました。ただし、今年の出走メンバー16頭のうち前走芝の1500m～1600mの距離のレースを走っていた馬は実に10頭もいます。絞りきれません。
さらに、この5年、前走阪神ジュベナイルフィリーズで3番人気以内に支持された馬か、前走新馬・未勝利戦を除くレースで1番人気2番人気に支持された馬が少なくとも1頭、馬券対象に好走しています。昨年も該当した4頭のうちの1頭、前走1勝クラスのこぶし賞1番人気1着のモズメイメイが優勝しました。今年のメンバー16頭のうち前走阪神ジュベナイルフィリーズに出走していた馬はいません。前走新馬・未勝利戦を除くそれ以外の芝のレースで1番人気2番人気に支持されていた馬は、ワイドラトゥール、ミラピリスマジック、スティールブルー、ガルサブランカの4頭です。
馬券は、人気でも朝日杯3着と好走した16タガノエルピーダに期待します。相手は、同じキズナ産駒で連勝中の05ミラピリスマジック、フェアリーステークス惜敗の09スティールブルー、同じくベゴニア賞惜敗の10ガルサブランカの3頭。堅実に走る06スウィープフィートは押さえます。
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