年明けの中距離重賞レースを視野に飛躍を目指す馬たちが参戦する阪神芝2000mのチャレンジカップ。今年はベラジオオペラ、フリームファクシの3歳馬2頭をはじめ13頭が出走してきました。重賞路線で活躍する馬たちが参集しておもしろいレースとなりそうです。
このレース、過去5年の1着～3着は、2-4-5、2-8-3、1-2-3、1-4-5、1-4-8番人気の馬で決着しています。ここ5年の勝ち馬は1番人気馬か2番人気馬。ここ5年の連対馬10頭のうち9頭まで、また3着以上馬15頭のうち13頭までが5番人気以内の馬です。例外2頭は2019年の2着馬トリオンフ(8番人気)と、昨年の3着馬エヒト(8番人気)。その昨年も勝ったのは圧倒的1番人気(単勝1.9倍)のソーヴァリアント、2着は4番人気(単勝10.3倍)のルビーカサブランカでした。上位人気馬が堅実に走っている印象です。今年の上位人気は、ガイアフォース、ボッケリーニ、ベラジオオペラ、フリームファクシ、エピファニーあたりになりそうです。
このレースではとくに3歳馬の好走が目立っています。2018年は2頭出走した3歳馬のうちの1頭、ステイフーリッシュが3着に好走しました。2019年は唯一出走した3歳馬のロードマイウェイが優勝、2020年も2頭出走した3歳馬のうちの1頭、レイパパレが優勝、2021年も2頭出走した3歳馬のうちの1頭、ソーヴァリアントが優勝しました。ただし、昨年は唯1頭出走してきた3歳馬ビーアストニッシドが8着に敗退しました。今年の出走メンバー13頭のうち3歳馬はベラジオオペラとフリームファクシの2頭です。今年の3歳馬はどうでしょう。
また、5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが3歳～5歳の馬です。例外1頭は2021年の3着馬GIホースのペルシアンナイト。昨年も勝ったのは4歳馬のソーヴァリアント、2着は5歳馬のルビーカサブランカ、3着は5歳馬のエヒトでした。今年もウインマイティー、イズジョーノキセキ、ボッケリーニ、アドマイヤビルゴ、エヒトと6歳上馬5頭が出走してきましたが、データ的には少し厳しいようです。
さらに、ここ5年のうち該当馬がいなかった昨年を除く4年では連対馬のうち少なくても1頭は前走オープンクラスのレースで連対していた好調馬でした。一昨年も前走G2のセントライト記念で2着に好走したソーヴァリアントが優勝しました。今年のメンバー13頭のうちに前走オープンクラスのレースで連対していた馬、ボッケリーニ、エピファニーの2頭です。
加えて、ここ5年の3着以上馬15頭のうち14頭はオープンクラスのレースで馬券対象に好走した実績のある馬でした。例外1頭は2020年の勝ち馬レイパパレ(同馬はデビューから4戦4勝でここに出走)。昨年も勝ち馬ソーヴァリアントは前年のG3チャレンジカップの優勝馬、2着ルビーカサブランカはG3愛知杯の優勝馬、3着エヒトはG3七夕賞の優勝馬でした。ただし、今年のメンバー13頭のうち実に11頭までがこの条件をクリアしています。
馬券は、ダービー惜敗の05ベラジオオペラが中心。相手は、前走今回と同じ舞台で差し切り勝ちをおさめた08エピファニー、期待の大きい素質馬10フリームファクシ、実績上位の06ガイアフォース、前走の京都大賞典クビ差惜敗の04ボッケリーニの4頭。
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