暮れの中山開催の名物マラソンレース、芝3600mのステイヤーズステークス。今年もスタミナ自慢の16頭が出走してきました。昨年は一昨年3着のシルヴァーソニックが優勝、また一昨年優勝のディバインフフォースが3着でした。今年は昨年の上位馬3頭は不在、4着だったアイアンバローズ、5着だったメロディーレーンが出走してきましたが、今年はどうでしょう。

 

このレース、過去5年の1着~3着は1-2-4、6-1-11、7-8-1、6-4-5、3-5-4番人気の馬で決着しています。ここ2年は単勝人気が一桁台の3頭による決着が続いています。上位人気が割れていた昨年も、勝ったのは3番人気(単勝5.4倍)のシルヴァーソニック、2着は5番人気(単勝9.2倍)のプリュムドール、3着は4番人気(単勝6.7倍)のディバインフォースという決着でした。今年は3歳馬のキングズレイン、アルゼンチン共和国杯惜敗のマイネルウィルトス、このレース一昨年2着、昨年4着のアイアンバローズが人気上位でしょうか。ただし、伏兵陣も多士済々、どの馬にもチャンスはありそうです。

この5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが、前走でG2のアルゼンチン共和国杯、京都大賞典に出走していた馬か、前走か前々走で4着以内に好走していた馬でした。例外1頭は2019年の勝ち馬モンドインテロですが、この馬は2018年のこのレースの3着馬でした。昨年も勝ったのは前々走G2阪神大賞典3番人気3着のシルヴァーソニック、2着は前走3勝クラスの古都ステークス2番人気1着から臨んだプリュムドール、3着は前走G2京都大賞典(14番人気7着)を走っていたディバインフォースでした。今年の出走メンバー16頭のうち、前走でアルゼンチン共和国杯に出走していた馬はヒュミドール、マイネルウィルトス、テーオーロイヤル、セファーラジエル、グランオフィシエ、アフリカンゴールドの6頭、前走で京都大賞典に出走していた馬はアイアンバローズ1頭、これら7頭以外で前2走以内に4着以内に好走していた馬は、キングズレイン、ワープスピード、ダンディズム、ジェットモーション、アケルナルスターの5頭、あわせて12頭もいます。絞れません。

また、このレースでは5歳以上の馬が馬券対象に好走している印象ですが、実際には4歳以下の馬は滅多にここに参戦していません。2018年~2019年に4歳馬の出走はありませんでした。ただ、4歳馬が5頭も出走した2020年は4歳馬のワンツーフィニッシュ、4歳馬が3頭出走した2021年はそのうちの1頭、アイアンバローズが2着に好走しました。そして4歳馬の出走が1頭のみだった昨年はその1頭、プリュムドールが2着に好走しました。今年出走してきた4歳以下の馬は、3歳のキングズレイン、4歳のワープスピード、アケルナルスターのあわせて3頭です。

さらに、この5年の連対馬10頭のうち8頭は芝3000mを超える距離のレースで5着以内に好走した実績のある馬でした。例外2頭は2018年の2着馬アドマイヤエイカン、2021年の2着馬アイアンバローズ。この2頭は芝3000mを超える距離のレース未出走でした。昨年も勝ったのは一昨年のステイヤーズステークス3着、昨年の阪神大賞典3着などの実績があったシルヴァーソニック、2着は昨年の松籟ステークス3着、古都ステークス1着の実績があったプリュムドールでした。今年のメンバー16頭のうち芝3000mを超える距離のレースで5着以内に好走した実績のある馬は、ワープスピード、ヒュミドール、メロディーレーン、アイアンバローズ、シルブロン、テーオーロイヤル、アフリカンゴールドの7頭です。

 

馬券は、骨折明けをひとたたきした11テーオーロイヤルに期待します。相手は、古都ステークス快勝から臨む02ワープスピード、先行力のある昨年の4着馬07アイアンバローズ、今年のダイヤモンドステークスの2着馬04ヒュミドール、同3着馬10シルブロン、勝ち切れないまでも近走好調の05マイネルウィルトスの5頭。

 

 

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