秋のGIシリーズ開幕戦、電撃の6ハロンで競うスプリンターズステークス。今年は、昨年のこのレースの2着馬3着馬ウインマーベル、ナランフレグ、一昨年の勝ち馬ピクシーナイト、春の高松宮記念の2着馬ナムラクレアをはじめスピード自慢の16頭が出走してきました。白熱したレースになりそうです。
このレース、過去5年の1着～3着は、1-11-13、2-3-1、1-3-10、3-2-10、8-7-5番人気の馬で決着しています。人気上位3頭で決着した2019年を除く4年では伏兵陣が好走して波乱のレースとなりました。1番人気メイケイエール、2番人気ナムラクレアがともに敗れた昨年も、勝ったのは8番人気(単勝20.3倍)のジャンダルム、2着に7番人気(単勝20.0倍)のウインマーベル、3着に5番人気(単勝18.6倍)のナランフレグで、三連複は5万円超、三連単は47万円弱の好配当になりました。今年も昨年に引き続いてナムラクレア、メイケイエールなどが上位人気に推されそうですが、伏兵陣の出番もありそうです。
この5年の連対馬10頭の前走はいずれも重賞で、そこでの着順は4着以内が基本です。前走で5着以下から巻き返した馬の場合にはGIレースでの好走実績が必要です。昨年も、GIホープフルステークス2着の実績のあるジャンダルム、前走G3キーンランドカップ2着のウインマーベルのワンツーフィニッシュでした。今年の出走メンバー16頭のうち前走重賞レースで4着以上に好走している馬はナムラクレア、テイエムスパーダ、ママコチャ、オールアットワンス、アグリ、ジャスパークローネの6頭、前走で5着以下に敗れているもののGIレースでの好走実績がある馬はピクシーナイト、ナランフレグ、ウインマーベルの3頭、あわせて9頭もいます。絞りきれません。
また、このレースでは近4走以内に芝1200m～1400mの距離の重賞レースで優勝していた馬が、少なくても1頭、毎年馬券対象に好走しています。昨年はこれに該当した9頭のうちの3頭、ジャンダルムが1着、ウイマーベルが2着、ナランフレグが3着でした。今年のメンバー16頭の中で近4走以内に芝1200m～1400mの距離の重賞レースで優勝していた馬は、ナムラクレア、テイエムスパーダ、ジャスパークローネ、キミワクイーン、モズメイメイの5頭です。
さらに、これはたまたまかもしれませんが、この5年の連対馬10頭のうち9頭までが馬番が1番から10番の馬でした。例外1頭は2021年の2着馬レシステンシアで(6枠12番)。ここ5年は16頭立てのレースとなっていますが、昨年も勝ったのは1枠2番のジャンダルム、2着に4枠7番のウインマーベルでした。ちなみに3着も3枠6番のナランフレグでした。データ的には6枠から外は少し不利のようです。
馬券は、人気でも昨年の2番人気5着からのリベンジを期す01ナムラクレアが中心。相手は、重賞連勝中のスピード馬13ジャスパークローネ、復調気配の03ピクシーナイト、末脚の切れる09アグリ、堅実に走る10マッドクールの4頭。昨年の2着馬05ウインマーベル、3着馬04ナランフレグを少し買います。
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