サマースプリントシリーズの最終戦、芝1200mのセントウルステークス。今年は、ここ3年の中京競馬場から本来の阪神競馬場に戻っての開催です。データは参考程度に。このレース、昨年の2着馬ファストフォースは今年のGI高松宮記念を制しています。今年も15頭のスピード自慢が出走してきました。秋のGIスプリンターズステークスを展望する上でも大注目の一戦です。

 

このレース、中京競馬場で開催された2020~22年の3回を含めて過去5年の1着~3着は、1-2-7、1-7-3、1-12-2、1-2-4、1-6-4番人気の馬で決着しています。この5年、続けて1番人気馬が優勝しています。また、ここ5年は毎年1番人気~4番人気の少なくても2頭が馬券対象に好走しています。上位人気馬が堅実に走っている印象です。昨年も、勝ったのは1番人気(単勝1.7倍)のメイケイエール、2着に6番人気(単勝20.7倍)のファストフォース、3着に4番人気(単勝13.4倍)のサンライズオネストという決着でした。今年は上がり馬のビッグシーザーが抜けた人気、これに続くのはアグリ、ジャングロ、ピクシーナイトあたりになりそうです。

ここ5年の連対馬10頭のうち8頭までが国内外のGIレースから直行した馬か、サマースプリントシリーズからここに臨んだ馬でした。例外2頭は2020年の2着馬メイショウグロッケ(前走はサマーマイルシリーズの関屋記念8着)、昨年の勝ち馬メイケイエール(前走はG2京王杯スプリングカップ1着)。その昨年も2着はサマースプリントシリーズの北九州記念8番人気10着のファストフォースでした。今年の出走メンバー15頭の中で前走GIレースから臨む馬はドルチェモア、アグリの2頭ですが、サマースプリントシリーズから臨む馬は実に10頭もいます。絞れません。

また、ここ5年のうち該当馬がいなかった2020年、該当馬が1頭のみだった昨年を除く3年では前走でサマースプリントシリーズのいずれかのレースで馬券対象に好走していた馬が1頭、ここで連対を果たしていました。今年のメンバー15頭のうち前走サマースプリントシリーズで馬券対象に好走していたのはCBC賞3着のスマートクラージュ1頭のみです。

さらに、この5年の優勝馬に限れば、4歳馬5歳馬で前走芝の重賞レースを走っており、芝の重賞レースで2勝以上の実績のある馬でした。昨年の勝ち馬メイケイエールも4歳馬で、前走はG2京王杯1番人気1着からここに臨んでいました。また芝の重賞レースでは前走の京王杯を含めて5勝の実績がありました。今年のメンバー15頭のうちでこれらの条件を満たしているのは、GI朝日杯の勝ち馬ドルチェモアと、GIスプリンターズステークスの勝ち馬ピクシーナイトの2頭です。

 

馬券は、阪神芝では5戦して3勝3着2回の08アグリに期待します。強敵は、前走の葵ステークスで連勝は止まってしまいましたがデビューからすべて芝1200m戦、7戦して4-1-2-0、堅実に走る06ビッグシーザー。以下、復調気配のGIホース10ピクシーナイト、1年2か月ぶりをひとたたきしたスピード馬05ジャングロ、CBC賞3着から臨む阪神芝実績の豊富な14スマートクラージュまで。

 

 

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