秋競馬の幕開けは秋華賞トライアル、今年からG2に格上げされた中山芝2000mの紫苑ステークス。上位3頭までに秋華賞の優先出走権が与えられます。昨年勝ち馬スタニングローズは本番の秋華賞を制覇してGIホースの仲間入りをしています。今年は17頭がここに駒を住めてきました。本番の秋華賞に向けて見逃せない一戦です。

 

このレース、ここ5年の1着~3着は、2-1-7、2-6-1、5-10-3、2-4-12、1-2-6番人気の馬で決着しています。この5年の連対馬10頭のうち9頭まで、3着以上馬は15頭のうち12頭までが6番人気以内の馬です。ただしフルゲート18頭のレースとなった2020~21,年は二桁人気の伏兵馬が好走して波乱を演出しました。12頭立てのレースとなった昨年は、1番人気(単勝2.8倍)のオークス2着馬スタニングローズが優勝、2着に2番人気(単勝5.9倍)のサウンドビバーチェ、3着に6番人気(単勝6.8倍)のライラックという堅い決着でした。今年の上位人気は、ヒップホップソウル、グランベルナデット、モリアーナあたりでしょうか。人気は少し割れ加減です。

この5年の連対馬10頭のうち9頭まで、また3着以上馬15頭のうち14頭までが、芝の1600m以上の距離のレースで2勝以上していた馬でした。例外1頭は2021年の勝ち馬ファインルージュ(芝1400mで1勝、芝1600mで1勝)ですが、桜花賞の3着馬です。昨年も該当した8頭のうちの3頭、スタニングローズ、サウンドビバーチェ、ライラックの1着~3着でした。ただし、今年の出走メンバー17頭のうち実に10頭までがこの条件をクリアしています。ちなみに今回上位人気が予想されるヒップホップソウルは1勝馬でこの条件を満たしていません。

また、この5年の3着以上馬15頭は前走オークス組か、前走オークス以外のレースの場合はそこで4着以上に好走していた馬でした。昨年も前走オークス10番人気2着のスタニングローズ、オークスは除外となりましたがその前G2チューリップ賞8番人気4着のサウンドビバーチェ、そして前走オークス12番人気11着のライラックの1着~3着でした。今年のメンバー17頭のうち前走オークスを走っていた馬は、ヒップホップソウル、エミューの2頭、前走オークス以外の芝のレースで4着以上に好走していた馬は、実に10頭もいます。絞れません。

さらに、この5年の3着以上馬15頭のうち14頭には芝の重賞レースに出走した経験がありました。例外1頭は2021年の3着馬ミスフィガロ(前走1勝クラスのレースで2番人気1着)。昨年の上位3頭もこの条件をクリアしていました。上記した前走オークス組の2頭、ヒップホップソウル、エミューのほか、前走オークス以外の芝のレースで好走していた10頭のうち芝の重賞レースの出走実績があるのは、ミタマ、キミノナハマリア、ミシシッピテソーロ、グランベルナデットの4頭。あわせて6頭です。

加えて、ここ5年の3着以上馬15頭のうち13頭は前走で芝の重賞レースを走っていました。例外2頭は、2019年の勝ち馬パッシングスルー(前走は1勝クラスのレースで1番人気1着)と、上記した2021年の3着馬ミスフィガロ。今年のメンバー17頭のうち前走で芝の重賞レースを走っていたのは、オークス組のヒップホップソウル、エミューと前走NHKマイルを走っていたモリアーナの3頭です。

 

馬券は、やはり前走オークス組の03ヒップホップソウルが中心。強敵は、同じく前走オークス組で不良のフラワーカップでヒップホップソウルを差し切っている15エミュー。以下、芝2000mは2戦2勝の14グランベルナデット、オークス以来をひとたたきした05キミノナハマリア、3連勝で松島特別を快勝した10ソレイユヴィータ、末脚の堅実な16アップトゥミーまで。

 

 

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