秋のダートGI戦線を見据えるエルムステークス。2021年は、例年の札幌ダート1700mから函館ダート1700mに舞台を移しての開催となりましたが、昨年からは例年どおり札幌ダート1700mに舞台を戻して開催されています。今年も秋に一層の飛躍を目指す14頭が参戦してきました。熱戦が期待されます。

 

このレース、函館ダート1700mで行われた2021年も含めて、過去5年の1着~3着は、2-3-1、2-10-4、1-2-5、4-7-11、9-6-2番人気の馬で決着しています。この5年3着以上馬15頭のうち10頭までは1番人気~5番人気の馬ですが、二桁人気馬が好走するケースもあり上位人気が堅実に走るとまでは言えナスようです。昨年は、5頭がクビ-クビ-クビ-クビとゴール板上で横一線の大接戦。1番人気2番人気もここに含まれていたのですが、勝ったのは9番人気(単勝16.9倍)の伏兵フルデプスリーダー、2着に6番人気(単勝10.4倍)のウェルドーン、3着に2番人気(単勝5.5倍)のオメガレインボーという結果でした。今年は、連勝中のペプチドナイル、初ダートに挑む実績馬オーソリティの2頭が抜けた人気、これに続くのがワールドタキオン、タイセイサムソンあたりでしょうか。ただ、伏兵馬にも注意は必要です。

ここ5年の連対馬のうち少なくても1頭は前哨戦とも言える函館ダート1700mのオープン特別マリーンステークスの連対馬でした。ここ5年はマリーンステークスの連対馬が連続して優勝しています。昨年もマリーンステークス6番人気1着から臨んだフルデプスリーダーが優勝、2着も同じマリーンステークス7番人気2着から臨んだウェルドーンでした。今年の出走メンバー14頭のうち前走マリーンステークス組は、ファルコニア、ペプチドナイル、セキフウ、ロッシュローブ、ルコルセール、アイャカトブの6頭ですが、マリーンステークスで連対していたのは1番人気1着のペプチドナイル、3番人気2着のルコルセールの2頭です。

また、夏は格より調子で、ここ5年は前走で1着、2着だった馬がここでも連対を果たしています。昨年も前走マリーンステークス1着のフルデプスリーダー、同じく前走マリーンステークス2着のウェルドーンのワンツーフィニッシュでした。今年のメンバー14頭のうち前走1、2着に好走しているのは、ペプチドナイル、ワールドタキオン、タイセイサムソン、ルコルセールの4頭です。

さらに、この5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが同年のオープンクラスのレースで馬券対象に好走した実績のある馬でした。例外1頭は2019年の2着馬ハイランドピーク(同馬は前年のエルムステークスの勝ち馬)。昨年もオープン特別のマリーンステークスの1着馬フルデプスリーダー、同じくマリーンステークスの2着馬ウェルドーン、前々走リステッドの栗東ステークス3着のオメガレインボーの1~3着でした。今年のメンバー14頭のうち今年のオープンクラスのレースで馬券対象に好走した実績のある馬は、ペプチドナイル、セキフウ、ロッシュローブ、カフジオクタゴン、タイセイサムソン、ルコルセール、アシャカトブの7頭です。

 

馬券は、前走のマリーンステークス圧勝から臨む03ペプチドナイルに期待します。相手は、マリーンステークス2着の12ルコルセール、同3着の06セキフウ、先行力のある13アシャカトブ、JRA転入から3連勝中の04ワールドタキオン、スピードのある11タイセイサムソンまで。

 

 

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