函館スプリントステークス、CBC賞に続くサマースプリントシリーズの第3戦、アイビスサマーダッシュ。芝1000mの直線コースで競う夏の新潟の名物重賞です。今年もスピード自慢の18頭が出走してきました。そのうち過半数の10頭までが牝馬というメンバー構成です。昨年は牝馬によるワンツーフィニッシュでしたが、今年はどうでしょう。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、8-1-4、1-8-2、2-1-9、1-2-14、7-2-14番人気の馬で決着しています。ここ5年、1番人気馬、2番人気馬の少なくても1頭は毎年馬券対象に好走しています。ただし、この5年、毎年、7番人気~14番人気の伏兵馬が少なくても1頭、馬券対象に好走しています。昨年も、勝ったのは7番人気(単勝17.3倍)の伏兵ビリーバー、2着に2番人気(単勝5.0倍)のシンシティでしたが、3着には14番人気(単勝70.5倍)の超人気薄ロードベイリーフという決着で、三連複は5万円弱、三連単は27万円弱の好配当となりました。今年も伏兵馬の出番はあるのでしょうか。今年はニュージーランドトロフィーを制しているジャングロが人気の中心。これに続くのはトキメキ、ファイアダンサー、スティクスあたりになりそうですが、伏兵馬にも注意が必要です。

新潟の直線芝1000mは外枠有利が知られています。このレースでも過去5年の1~3着の枠番は、8-4-6、6-2-8、5-7-6、7-6-1、8-8-3。ここ5年の3着以上馬15頭のうち実に11頭までが5~8枠の馬です。昨年も8枠16番のビリーバー、同じく8枠17番のシンシティのワンツーフィニッシュでした。ちなみにこの5年、7枠8枠の馬の少なくても1頭は馬券対象に好走しています。今年、7枠8枠に入っているのは、ヴォガボンド、スティクス、マウンテンムスメ、ファイアダンサー、シンシティ、レジェーロの6頭です。

また、このレースでは「夏は牝馬」の格言どおり、牝馬の好走が目立っています。この5年、毎年、馬券対象馬3頭のうちの2頭が牝馬でした。出走18頭中12頭までが牝馬だった昨年も、勝ったのは7歳牝馬のビリーバー、2着は5歳牝馬のシンシティでした。今年は出走メンバー18頭のうちやはり過半数の10頭までが牝馬です。このうち、好走率の高い6枠~8枠に入った牝馬は、ヤマトコウセイ、スティクス、マウンテンムスメ、ファイアダンサー、シンシティ、レジェーロの6頭です。

さらに、この5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが3歳~6歳馬。7歳以上で好走したのは、昨年の勝ち馬ビリーバー(7歳馬)1頭のみです。その昨年も2着は5歳牝馬、3着は5歳牡馬でした。今年も7歳以上の馬がスワーヴシャルル、ライオンボスの2頭出走してきましたが、データ的には少し不利のようです。

加えて、この5年、同じ舞台のオープン特別韋駄天ステークスで連対していた馬か上位人気に推されていた馬が少なくても1頭、ここでも馬券対象に好走しています。昨年も前々走韋駄天ステークス10番人気2着に好走していたロードベイリーフが3着に好走しました。今年のメンバーのうち、韋駄天ステークスで連対していたのはメディーヴァル、ファイアダンサーの2頭、ちなみにトキメキが差のない3着でした。同じく韋駄天ステークスで上位人気に推されていたのはスティクス、シンシティの2頭です。

 

馬券は、前走韋駄天ステークスの末脚が切れた16ファイアダンサーが中心。相手は、昨年4着惜敗の18レジェーロ、堅実に走る10トキメキ、昨年2着のリベンジを期す17シンシティ、韋駄天ステークスを制している11メディーヴァルの4頭。ダッシュ力のある13ヴァガボンドを少し買います。

 

 

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