今年最初の2歳馬による重賞、函館芝1200mで行われる函館2歳ステークス。来春のクラシックに向けた2歳馬による戦いがここからスタートします。今年も期待の大きい2歳馬15頭が出走してきました。今年はどんな強い馬が出てくるのか、楽しみの広がる一戦です。
このレース、過去5年の1着～3着は、2-7-3、4-2-11、10-4-3、3-2-10、4-3-8番人気の馬で決着しています。ここ5年、たまたまかもしれませんが、馬券対象馬3頭は2～4番人気の馬2頭と伏兵馬の1頭という組み合わせが続いています。昨年も勝ったのは4番人気(単勝7.0倍)のブトンドール、2着に3番人気(単勝5.4倍)のクリダーム、そして3着に8番人気(単勝23.0倍)の伏兵馬オマツリオトコという決着でした。この傾向は今年も続くのでしょうか。今年、4番人気以内に推されそうなのは、バスターコール、ロータスワンド、スカイキャンバス、ナナオあたりでしょうか。
この5年の連対馬10頭のうち8頭、また3着以上馬15頭のうち12頭までが、前走函館競馬場の新馬戦あるいは未勝利戦で優勝していた馬でした。例外3頭は、2019年の2着馬タイセイビジョン(前走は阪神の新馬戦1着)、2021年の2着馬カイカノキセキ(前走は札幌の新馬戦1着)、同じく2021年の3着馬グランデ(前走は阪神の新馬戦5着)。昨年も1着ブトンドール、2着クリダームはともに前走函館芝1200mの新馬戦勝ち馬、3着オマツリオトコは前走函館ダート1000ｍの新馬戦勝ち馬でした。前走、函館以外のコースを走っていた馬は少し分が悪いようです。ただし、今年の出走メンバー15頭のうち前走函館競馬場の新馬戦あるいは未勝利戦で優勝していた馬は実に12頭もいます。
また、この5年の3着以上馬15頭のうち10頭までが、前走、芝の1000m～1200mの距離のレースを走って優勝していた馬でした。例外5頭は、2018年の2着馬ラブミーファイン(前走は函館芝1800mで1着)、2019年の2着馬タイセイビジョン(前走は阪神芝1400mで1着)、2020年の2着馬ルーチェドーロ(前走は函館ダート1000mで1着)、2021年の3着馬グランデ(前走は阪神芝1600mの新馬戦5着)、そして昨年の3着馬オマツリオトコ(前走は函館ダート1000mで1着)。その昨年も1着ブトンドール、2着クリダームはともに前走函館芝1200mを勝ってここに臨んでいました。前走、芝の短距離戦で優勝していた馬に分がありそうですが、例外5頭がここ5年続いているのも事実で、注意が必要です。ただし、今年のメンバー15頭のうち、前走芝の1000m～1200mの距離のレースで優勝していた馬は実に11頭もいます。絞れません。
さらに、ここ5年では、前走で2着に1馬身半差(0.3秒差)以上の差をつけて圧勝した馬が、少なくても1頭、馬券対象を確保しています。昨年も該当した4頭のうちの1頭、前走ダート1000mの新馬戦で2着に5馬身差(0.9秒差)をつけて圧勝したオマツリオトコが3着に好走しました。今年のメンバー15頭のうち、前走で2着に0.3秒差以上をつけて快勝しているのは、スカイキャンバス、ナスティウェザー、ナナオ、レガテアドールの4頭です。
馬券は、今回と同じ舞台の新馬戦をきっちり逃げ切った02ロータスワンドに期待します。強敵は、前走芝1000mの新馬戦で2着馬に2馬身半差つけて圧勝した01スカイキャンバス。以下、前走ダートの新馬戦ながら切れる脚に見どころがあった15ゼルトザーム、同じく前走ダートの新馬戦を圧勝(2着馬と4馬身差)している05ナスティウェザー、前走の未勝利戦圧勝からここに臨む09ナナオの3頭。
にほんブログ村 ←ほかの予想記事を見たい場合にはこちら