古馬牝馬限定の重賞、福島牝馬ステークス。2021年は新潟芝1800mに舞台を移して開催されましたが、今年も例年どおり福島芝1800mを舞台に行われます。優勝馬にヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられます。今年も15頭が出走してきました。実力伯仲のメンバー構成で熱戦が期待されます。
このレース、新潟で開催された2021年も含めて、過去5年の1着～3着は、7-1-4、4-1-2、3-13-15、7-1-10、3-6-5番人気の馬で決着しています。毎年、上位1～3番人気馬のうちの1頭は連対を確保しています。ここ5年の3着以上馬15頭のうち12頭までが7番人気以内の馬です。ただし、例外3頭は二桁人気馬です。大きな波乱もありそうです。昨年は、勝ったのは3番人気(単勝6.9倍)のアナザーリリック、2着に6番人気(単勝10.4倍)のクリノプレミアム、3着に5番人気(単勝8.2倍)のサトノダムゼルという結果でした。今年の上位人気は、ストーリア、クリノプレミアム、ウインピクシス、ジネストラ、ビックリポンあたりでしょうか。上位人気は割れ加減です。
例年、前走で中山牝馬ステークスを走っていた馬の出走が多いこともあり、この5年のうち2018年～19年は前走中山牝馬ステークス組のワンツーフィニッシュ、2020年も前走中山牝馬ステークス組の1頭、フェアリーポルカが優勝、2021も該当馬3頭のうちの1頭、ドナアトラエンテが2着、昨年も該当馬7頭のうちの1頭、クリノプレミアムが2着に好走しました。今年の出走メンバー16頭のうち前走中山牝馬ステークス組は、スライリー、クリノプレミアム、ウインビクシス、ストーリア、エイシンチラーの5頭です。
また、この5年の3着以上馬15頭のうち13頭までが、芝のオープンクラスのレースで4着以上に好走した実績がありました。例外2頭は2019年の3着馬ダノングレース、2020年の2着馬リープフラウミルヒ。昨年もリステッドのアネモネステークス1着のアナザーリリック、G3中山牝馬ステークス1着のクリノプレミアム、リステッドのニューイヤーステークス4着のサトノダムゼルの1、2、3着でした。ただし、今年のメンバー15頭のうち芝のオープンクラスのレースで4着以上の実績がある馬は実に14頭もいます。まったく絞れません。
さらに、ここ5年の連対馬10頭はいずれも前走で芝の1800m以上の距離のレースを走っていました。1800m未満の1600m戦や1400m戦を走っていた馬の連対例はありません。昨年も前走芝2000mの愛知杯を走っていたアナザーリリック、前走芝1800mの中山牝馬ステークスを走っていたクリノプレミアムのワンツーフィニッシュでした。今年のメンバー15頭のうち前走で1800mに満たない距離のレースを走っていた馬が5頭いますが、データ的には厳しいようです。
加えて、ここ5年、前走で馬券対象に好走していた好調馬が少なくても1頭、ここでも馬券対象に好走しています。昨年も前走の中山牝馬ステークス1着から臨んだクリノプレミアムがここでも2着に好走しました。今年のメンバー15頭のうち前走で馬券対象に好走していたのは、ジネストラ、ビックリポン、ストーリアの3頭です。
馬券は、前走の中山牝馬ステークス2着惜敗の13ストーリアが中心。相手は、福島芝は2戦2勝、スピードのある12ウインピクシス、末脚の堅実な09ビックリポン、ほぼ1年ぶりですが実績上位の02ステラリア、昨年の2着馬11クリノプレミアム、伏兵視は03ホウオウイクセルの5頭。
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