ダートのハンデキャップ重賞、中山ダート1800mのマーチステークス。今年はトップハンデ59キロのサンライズホープから最軽量55キロのロードヴァレンチまで斤量差4キロの中に16頭というメンバー構成です。これは激戦になりそうです。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、2-5-10、8-11-12、1-4-8、6-2-3、2-12-3*1番人気の馬で決着しています。大波乱となった2019年を除く4年では1番人気2番人気の馬の少なくても1頭は馬券対象を確保しています。ただ、この5年の3着以上馬15頭のうち半数に近い7頭までが6番人気~12番人気の伏兵馬です。ここ5年、堅い決着はほとんどありません。ハンデキャップ競争らしい波乱の多い決着が続いています。昨年も勝ったのは2番人気(単勝5.8倍)のメイショウハリオでしたが、2着には12番人気(単勝39.3倍)の伏兵ケンシンコウが好走、3着は3番人気(単勝5.8倍)のブルベアイリーデと1番人気(単勝5.0倍)のヒストリーメイカーの同着という結果でした。今年は前走チャンピオンズカップ3着から臨むハピが抜けた人気、それに続くのはサンライズホープ、ウィリアムバローズあたりでしょうか。

この5年の1着~3着の斤量は、57-55-56、55-57.5-56、57-57.5-55、56-56-54(牝)、57-57-57*56。ダート実績が豊富で比較的斤量の重い馬が好走している印象です。毎年、56キロ以上の比較的重い斤量を背負った実績馬が少なくても1頭は馬券対象を確保しています。出走馬16頭のうち15頭までが斤量56キロ以上だった昨年は、斤量57キロの3頭と56キロの1頭という決着でした。今年も最軽量55キロのロードヴァレンチ、牝馬で斤量55.5キロ(牡馬換算57.5キロ)のプリティーチャンス以外の14頭は56キロ以上の斤量を背負います。今年重いハンデを背負うのは、トップハンデ59キロのサンライズホープ、斤量58.5キロのカテドラル、ハピ、斤量58キロのダノンファラオ、ケンシンコウ、ゲンパチルシファーあたりです。

このレース、この5年の3着以上馬16頭のうち14頭は、前走ダート重賞を走っていた馬、ダートのオープン特別で6着以上を確保していた馬、あるいは前走3勝クラスのダート戦で優勝していた馬のいずれかでした。例外1頭は2020年の3着馬レピアーウィットで前走はオープン特別のポルックスステークス4番人気14着でした。前走、重賞レース以外で大敗している馬の巻き返しは難しいようです。昨年も前走GIチャンピオンズカップ10番人気7着のメイショウハリオ、前走G2東海ステークス10番人気8着のケンシンコウ、同じく前走G2東海ステークス3番人気3着のブルベアイリーデ、前走リステッドの仁川ステークス5番人気4着のヒストリーメイカーの1~3着でした。ただし、今年の出走メンバー16頭の中で前走ダート重賞を走っていた馬が10頭、前走オープン特別・リステッドで6着以上に好走していた馬が3頭、前走3勝クラスのダート戦で優勝していた馬が1頭、あわせて14頭が該当します。とても絞れません。

さらに、ここ5年の3着以上馬16頭のうち11頭は前走ダートのレースで優勝した馬か、2着以下に負けても勝ち馬から0.4秒以内に好走していた馬でした。昨年も該当した4頭のうちの1頭、前走東海ステークスで勝ち馬から0.3秒差3着に好走したブルベアイリーデが3着に好走しました。今年のメンバー16頭のうちで前走1着馬は、ロードヴァレンチ、ホウオウルパンの2頭、前走2着以下だったものの勝ち馬から0.4秒以内に好走していたのは、デルマルーヴル、キタノヴィジョン、ハピ、ウィリアムバローズ、ヴァルツァーシャル、カフジオクタゴンの6頭です。

 

馬券は、前走ダートGIチャンピオンズカップ3着から臨む07ハピが中心。相手は、3連勝中の上がり馬03ロードヴァレンチ、中山ダート1800mは得意の08ウィリアムバローズ、前々走北総ステークス圧勝の10ヴァルツァーシャル、先行力のある12ハヤブサナンデクン、伏兵は09ホウオウルパン。

 

 

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村  ←ほかの予想記事を見たい場合にはこちら

AD

←ほかの予想記事を見たい場合にはこちら

AD