大外からダッシュ良く先頭に立ったエイシンヒカリがマイペースでの逃げ。後続を寄せ付けず、1800mを逃げ切りました。上がりは34秒0。3連勝で前走のエプソムカップに続く重賞2勝目です。ここまで1800m~2000mを全9戦して8勝。敗れたのは昨年末のチャレンジカップのみ(1番人気9着)。その快足ぶりは圧巻、天皇賞・秋の主役に躍り出た印象です。今日は6月のエプソムカップ以来の競馬、しかもG1ホース4頭が参戦しての一戦でしたが、文句なく強い競馬でした。ゴール前、G1ホースの1頭、イスラボニータが追い込んできましたが、迫られてから突き放しました。まだ4歳。故障さえなければG1制覇は確実のような気がします。1馬身1/4差の2着に、ゴール前、イスラボニータをかわしたディサイファ。夕食馬の中で、この馬だけが長期休養明けの札幌記念をひとたたきしてここに臨んでいました。これで、3年続けて夏競馬を走った馬がここで好走したことになります。昨年は毎日王冠4着をステップに臨んだ天皇賞・秋12着。今年は札幌記念1着からスタートしてここが2着ですが、他の有力馬がここをひとたたきして天皇賞・秋に臨むことを考えると、天皇賞・秋で今日と同様に好走できるかは疑問です。さらにクビ差の3着にイスラボニータ。今年3月の中山記念5着以来の競馬。先にエイシンヒカリをかわしにかかった分、ゴール前は脚が鈍ってしまいましたが、さすがに東京は走ります。このひとたたきで次走は大きな上積みも期待できそうです。ただ、エイシンヒカリとの0.2秒差をどこまで縮められるか、次走は真価が問われそうです。

馬券は、スピルバークを中心に馬連。不的中でした。期待したスピルバークは例によって後方からの競馬。直線、33秒3の脚は繰り出しましたが、先頭には遠く及ばず、勝ち馬から0.8秒差10着でした。すでに6歳。昨年のこのレース(3着)と比較すると、力が落ちている印象でした。