マイネルミラノが飛ばして逃げる展開。馬群の中団、ラチ沿いを追走したダービーフィズが、4コーナーでは2番手集団に取り付くと、直線半ば、先に抜け出したハギノハイブリッドの外に並びかけ、たたき合いを制して優勝しました。上がりはメンバートップの35秒5。5歳のここで初重賞制覇です。セントライト記念2着馬ですが、古馬になって勝ち切れず、1000万下から出直して、やっと重賞を手中にしました。この勢いで重賞戦線での活躍が期待されます。アタマ差の2着に、4歳馬ハギノハイブリッド。京都新聞杯の勝ち馬ですが、期待されたクラシックは力及ばす、古馬となった今年も重賞では善戦はするものの勝ち切れないレースが続いています。前走の新潟大賞典では0.6秒差ながら10着に敗れ、今日は人気を落としていましたが、実力的にはこれくらい走っても不思議のない馬。勝ったダービーフィズ54キロに対して2キロ重い56キロを背負ってのアタマ差、また3着以下を大きく引き離しての2着ですから、今日はこの馬が一番強いレースをしたことになります。昨年春の京都新聞杯以後、勝ち星から遠ざかっていますが、こちらも今後の飛躍を期待したいところです。さらに3馬身半差の3着に、3歳馬ヤマカツエース。こちらはニュージーランドトロフィーの勝ち馬で、芝2000mは初距離でしたが、2番手の競馬から最後まで粘り切りました。53キロの斤量も味方したように見えますが、距離が延びても十分に対応できるところを示しました。今後の選択肢が広がります。

馬券は、レッドレイヴンを中心に馬連。不的中でした。期待したレッドレイヴンは中団後ろ目からの競馬。直線、脚を伸ばしましたが、勝ち馬からは1.2秒も引き離された5着。まったくの見当違いでした。