レオパルディナ、レオンビスティーが先を争う緩みのない展開。馬群の後方、内々を追走したウリウリが、直線半ばにウチをすくってすうーっと抜け出すと、外の各馬の追撃をかわして押し切りました。上がりは34秒4。前走の安土城ステークスに続く連勝で、重賞は昨年の京都牝馬ステークスに続く2勝目です。牝馬で55.5キロの斤量、実質的なトップハンデを背負っての勝利ですから価値があります。ディープインパクト産駒でここまでマイル戦を中心に使われ、1200m戦は初めてでしたが、鋭い末脚はここでもしっかり発揮できました。6ハロン戦でも十分やれそうです。半馬身差の2着に1番人気ダンスディレクター。こちらは1200~1400m戦で安定した力を発揮してきました。前走、3か月ぶりで重賞初挑戦となった京王杯スプリングカップではさすがに苦しかったですが、ひとたたきしたここでは力のあるところを見せました。ただ、牡馬の55キロでなんとか2着確保という感じ。ウリウリには完敗、57キロを背負った3着サドンストームとはハンデ差でなんとかクビ差先着した印象です。サドンストームは高松宮記念4着以来の競馬。57キロを背負ってダンスディレクターとはタイム差なしの3着でしたから上々の復帰戦でした。このレースは一昨年もマジンプロスパーの3着でした。高松宮記念4着から見るとまだまだ走れそうですが、すでに2年も勝ち星からは遠ざかっています。すでに6歳。堅実な末脚は健在に見えますが、展開に恵まれないと勝ち切るのは難しいかなという印象です。

馬券は、ホウライアキコ、ウリウリを中心に馬連。ダンスディレクターは押さえておらず、不的中でした。期待したホウライアキコは逃げるわけでもなく、中途半端な競馬で9着でした。多少強引にでもスピードを活かす競馬をしてほしかったです。残念。