サトノプリンシパル、クリノスターオーが先行する緩みのない展開。馬群の中団を追走したインカンテーションが、直線、先に抜け出したナムラビクターを外から鋭く脚を伸ばして差し切りました。上がりはメンバートップの36秒0。この夏の新潟から3連勝で重賞は2勝目です。このレースは昨年ハナ差の惜敗、今年リベンジを果たしました。4歳秋を迎えて絶好調。昨年はここを2着の後、JCダート14着に大敗しましたが、今年は上位争いが期待できそうです。半馬身差の2着ランウェイワルツ、3着ナムラビクターはアタマ差の接戦。3歳54キロのランウェイワルツがゴール前、ウチのナムラビクターをとらえ切りました。ランウェイワルツは夏の新潟BSN賞でもインカンテーションの2着。前走はブラジルカップで2着、これで3戦連続で2着になります。堅実に末脚を繰り出していますが、勝ち切るまではいきません。ただ、まだ3歳。末脚に磨きがかかれば重賞制覇はあっさりかもしれません。今後に期待したい1頭です。3着ナムラビクターは力を出し切っている印象。前走のシリウスステークスがクリノスターオーの2着、今回がインカンテーションの3着。着差は2走とも0.1秒で接戦に持ち込んでいますが、イマイチ力及ばずという感じです。今日はインカンテーションより1キロ、ランウェイワルツより3キロ重い57キロを背負っての惜敗ですから、やはり力はあります。次走に期待したいところです。

馬券は、クリノスターオーを中心に馬単マルチ。不的中でした。期待したクリノスターオーは2番手からの競馬。直線を向いて先頭に立ちましたが、すぐにナムラビクターにかわされると粘り切れませんでした。少しペースが速かったでしょうか。勝ち馬から0.4秒差5着。ちょっと期待はずれでした。