リラヴァティが先手を取って逃げる展開。好位の4、5番手を進んだヌーヴォレコルトが、直線を向いて、リラヴァティを外からあっさりかわすと、そのまま先頭ゴールしました。上がりはメンバー2位タイの33秒6。重賞は前走のオークスに続く2勝目です。本番の秋華賞に向けて、絶好のスタートを切りました。ハープスターがいないここでは力の違いを見せつけたという印象です。1馬身1/4差の2着に15番人気のタガノエトワール。前走、2週前の小倉で未勝利を勝ったばかりのキングカメハメハ産駒。この馬がゴール前、33秒3のメンバートップとなる末脚を繰り出して、追走馬群から抜け出してきました。これはさすがに驚きました。ヌーヴォレコルトには及ばなかったものの、3着、逃げ粘ったリラヴァティを1馬身1/4も引き離しましたから、展開のあやとは言えない感じ。次走が試金石になるでしょうか。3着リラヴァティ、4着ブランネージュはハナ差。リラヴァティはチューリップ賞3着馬ですが、前走、1000万の西海賞で4着に敗れていた馬。そのため9番人気に人気を落としていましたが、マイペースの逃げに出たのが正解だったでしょうか。ブランネージュはフローラステークス2着、オークス5着、今日もそこそこの走りを見せましたが、オークスからの成長という点ではもの足りない印象です。

馬券は、レッドリヴェールを中心に馬単。不的中でした。期待したレッドリヴェールは中団前目での競馬でしたが、直線は期待した伸びはまったくありませんでした。ヌーヴォレコルトから0.8秒差6着。すぐ後ろを追走していたタガノエトワールが2着に突っ込んだのと比較すると、本調子になかったということでしょうか。