17日、札幌競馬場で行われたメイクデビュー札幌 (ダ1700m)は、単勝2.5倍の1番人気に支持されたアグン(牡2、栗東・友道)が、好位3、4番手追走から直線入口で先頭に立ち、そのまま後続を突き放して快勝した。勝ち時計は1分48秒8、鞍上は岩田騎手。
レースは好スタートを切ったアグンが一旦ハナを奪うも、これを叩いて外から二の脚をつけて勢い良くラッキーニューデイ(牝2、栗東・目野)、シュタインガーデン(牡2、栗東・須貝)が前へ。ハナを譲ったアグンはこの後ろの最内3、4番手で折り合い勝機を窺った。
先頭からシンガリまでは7馬身ほどの詰まった形となりスローの展開。この流れを嫌ったのか、3コーナーで外から早めにアサクサニッポン(牡2、美浦・加藤征)が進出してペースが上がり、逃げたラッキーニューデイはこの時点で早々に脱落した。変わって先頭に立ったシュタインガーデンも4コーナーでは手応えが怪しくなり、積極的に仕掛けたアサクサニッポンの反応もイマイチ。結局、この2頭の間から抜け出したアグンとサクセスフルビッド(牡2、栗東・矢作)が前に出て、直線でサクセスフルビッドを振り切ったアグンが2馬身1/2差をつけて快勝した。
2着は5番人気のサクセスフルビッド、そこから6馬身と大きく遅れたの3着に3番人気のアサクサニッポンが入線。2番人気のシュタインガーデンは掲示板も外し6着だった。配当は単勝250円、馬連1.480円、馬単2.080円、3連複1,390円、3連単7,970円。勝ったアグンは父Indian Charlie、母Mama Tia(母父Carson City)という血統のアメリカ産馬。