静岡サレジオ中学入試について、様々な記事や動画を目にするが、「浜松西並の高倍率」とか、「塾も対策もいらないレベル」とか、さらに「学校側が見かけの倍率を上げるために一般と特待を合算しているのでは」という見方があった。
ネットに出ている入試データには、①静岡県私学協会(私学ネット)、②育伸社等があるが、①は、志願者数が一般の受験者と特待生試験受験者との合算になっており、ダブルカウントによって見かけの倍率が高く出ている。②は、外部の小学校からの受験者と、ほぼ合格する静岡サレジオ小学校からの内部受験者が区別されておらず、外部受験者の倍率が低く出ている。外部の小学校から受験する場合は、①②どちらの入試データも参考にならない。
実は、静岡サレジオは、HPに掲載の事業報告書で、以下のとおり、毎年の中学入試データを公表している。(合格者には、特待生を含む)
内部からの受験者は、ほぼ合格しており、倍率は極めて低い。その一方、外部からの受験倍率は、この5年で約1.2倍から1.37倍へと上がっている。合格者も、内部進学者の少ない2022年を除き、30人前後である。この倍率からみて、偏差値は、静岡県内の他の私学よりも低いとは思えない。さらに全国的にも珍しく、静岡サレジオは入試科目に英語があり、英語の苦手な受験者には負担は大きいだろう。
注意点として、このデータでは各年度の合格者の偏差値を比較するものがないため、難易度の上げ幅が分からない。今後受験される方は、塾や予備校に通っていれば、この辺り(特待を含めて)の情報を入手できるかもしれない。
