アマチュア無線とは?
金銭上の利益のためではなく、 無線技術に対する個人的興味から自己訓練、通信、技術的研究のために開設される無線局をアマチュア無線局といい、「ハム」という通称で親しまれています。
世界中に約230万局、また国内でも約56万局が開設されており、活発な無線交信が行われています。また無線科学の進歩、国際親善等にも寄与してきており、更に非常災害時には、人命救助等にも活躍するなど社会的にも大きく貢献しています。
現在アマチュア無線局に運用が許可されている周波数帯は、 1.9MHz帯から249GHz帯までの間に23バンドあり、各々の電波伝搬の特徴を生かした交信が行われています。通信手段は、モールスや音声通信が主流で、数の上では、V/UHF帯のFMによる音声通信が一番多くなっています。またそのほかに、文字通信、画像通信、コンピュータ通信などがあり、衛星や月面を利用した通信を行っている無線局もあります。
使い方によってもいろいろな楽しみ方ができ、 自宅等から電波を出して、近くの局や国内の遠くの局、海外の局と交信する固定運用、自動車等に無線機を積み込み運用するモービル(移動体)運用などがあります。