やったことがない。をゼロに[ 3 ]


こんにちは

スポーツトレーナーの藤木です。


今頃の小学生や中学生は、

体育の授業で私たちがやっていた事を

全くやっていないようです。


驚いたのが、側転。

体操教室なども最近では

よく見られるようになりましたが、

学校でやっていない。

というのは、かなり致命的です。


小学生の指導では、いつも驚きの連続です。

その中での指導は楽ではありませんが、

確実に効果が出ているのを見ると、

間違いではなかったんだと、確信しています。


小学生のうちには、

やったことがないことをゼロにする。

これを私は大切にしています。

ケガをしたり、体を痛めるのは

やったことがない動きが多いから。


例えば、足首の捻挫。

おそらく真っ直ぐ走っていれば

捻ることはないですが、

そこに横方向や斜め、後ろの動き

誰かと接触したりして足首を捻ります。

実際に足首の捻挫で、このようなことが

原因で来る方が多いのです。


私の考えですが、

ケガや痛みはいつ起こるか

分からない状況だから、

ケガや痛みが起こる時は、アクシデントや

ハプニングだと思います。

予想ができないということ。

予想ができないということは、

今まで経験していないことや

今までやったことのない動きが

ケガや痛みの時に限って出現するのです。


つまり、やったことがない。を

ゼロにすれば、ケガはしなくなるのです。


さらに、もう1つメリットがあります。

それは、子供の苦手意識を無くせる。

ことです。

初めてやることや、できないことに

すぐに諦めたり、出来ないからといって

やらなくなる。


この状態が、子供にとって精神的なストレスで

できない=劣等感に感じるのです。


初めてやることやできないことに対して

少し考え方がズレています。


これが育ってきた環境や習慣です。

できないことはやらなくていい。
できることはしっかりやりなさい。

これでは、成長は望めません。

例えば、身長を伸ばしたいのに、

野菜嫌いなのはそのままにして
牛乳だけしっかり飲んでおきなさい。

これでは、伸びる身長も伸びません。

残念ながら。

これでは子供の可能性に蓋をしてしまう。

つまり、才能はあるのに

挑戦する意思を持てない子供になるのです。


まずは、やったことがない。をゼロにして

やったことがある!

やったことはないけど、できそう!

この状態を作る。


このように考えながら取り組めると

子供の吸収力の高さに驚くことでしょう。


それでは!