連載6回目オリジナル短編小説[アグレッション・デターレント] | jpt♂のジャンルフリーブログ

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連載6回目 オリジナル短編小説 [アグレッション・デターレント]       💗


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連載6回目 オリジナル短編小説 [アグレッション・デターレント]       💗


《 5回目からの続き 》💗 


💮オリジナル短編小説🎉 


🔥ジャンル:SFアクション🔥


🚫許可無く、転載・パクリ禁止🈲 


 [アグレッション・デターレント] 


 著者:jpt♂ 


【 5回目からの続き 】




七.会議室


前面の大スクリーンが輝き、次に建物の三次元断面図が浮かび上がった。


所長・・・「佐伯君、始めてくれ給え」


佐伯・・・「ここに表示している建物は、今我々がいるこの建物、 防衛省東北地区科学情報部特務研究所です」


いつから、いつのまにこのような建物を作ったのか、この建物の内装、 設備は現代科学の粋を集驚くべきものだった。


そして説明が始まった。


驚くべき内容だった。


佐伯・・・「まず本題に入る前にここの建物の説明をしておかなければなりません」


佐伯・・・「この地域は地名でもわかるように、地面のすぐ下は岩盤になっています」


佐伯・・・「この建物はその岩盤を刳り貫いて、地下10階まであります」 


佐伯・・・「そのため、核攻撃にも耐えうるシェルターの役目もかねています」


佐伯・・・「地下1階は駐車場、地下2階は倉庫、食料や研究資材等が厳重に保管されています」


佐伯・・・「地下3階は食堂と娯楽室、リラクゼーションルーム、 スポーツルーム等があります」


佐伯・・・「地下4階は会議室が3室と寝室が15室あります」


佐伯・・・「今日からここでお休み下さい」


佐伯・・・「地下5階は特殊超心理科学研究室があり、主にソフト面の研究が行われています」


佐伯・・・「我が防衛省の特殊科学特務部隊の精鋭も既に昨夜到着してそこにいます」


佐伯・・・「地下6階では特殊超心理科学のハード面の研究が行われています」


佐伯・・・「地下7階は医療室ここには外科、内科その他あらゆる病気や怪我に対処出来るようになっています」


佐伯・・・「地下8階は医療研究室のフロアーです」


佐伯・・・「地下9階は無菌医療室になっています」


佐伯・・・「地下10階はこの建物の維持管理をする機材や設備があります」


佐伯・・・「空調や情報処理のためのコンピューター、通信機器等設置しています」


佐伯・・・「ここの地上の灯台の頭の部分にはパラボラアンテナが組み込まれていて、 本部との通信、軍事衛星や気象衛星、地球探査衛星、通信衛星からの電波を受信しています」






佐伯・・・「既にみなさんの声紋と網膜パターンはサイに登録済みです」


佐伯・・・「あ、サイとはコンピュータシステムの事です」


佐伯・・・「今日は夜も遅いし、お疲れでしょから、これくらいにしましょう」


佐伯・・・「なぜみなさんがここに招集されたのか、これからの行動計画等詳しいことは、 明日お話しましょう」


と言って説明は終わった。


佐伯は、この子達はこれからどんな運命を辿るのだろうか。


生き残れるのだろうかと考えると憂鬱であり悲しくもあり不安でもあった。


所長・・・「解散、ゆっくりお休み下さい」


所長は席を立ち佐伯と奥へ行った。


なつみも裕子も自分が今どういう状況に居るのか、悪い夢でも見ているのか、頭の中がパンクしそうな思いで顔を見合わせた。


いったいぜんたいこれはなんの〜!! 


なつみも裕子も頭をかきむしりたい衝動にかられた。



八.朝



サイ・・・「なつみ、おはようございます」


サイ・・・「なつみ、おはようございます。朝です。 起きて下さい」


なつみは、ハッとして起き上がった。


なつみは、いつもの自分のベッドでないことに気づいた。


なつみ・・・「私はまだ眠っているのかなあ、これは夢じゃないかな、目覚めたらいつもの私の部屋じゃないかしら」


女性の優しい声がした。


なつみは寝返りをうった。


女性の優しい声がした。


なつみ・・・「だれ」


なつみ・・・「ここはどこ」


なつみは目をこすった。


サイ・・・「ここは研究所よ」


サイ・・・「昨日あなたたちはここに来たのよ」


なつみ・・・「あっ、そうか、忘れてたわ」


そして昨日の事を思い出した。


サイ・・・「私はサイよ。なつみ、はじめまして」


サイ・・・「ここのコンピュータ。人工知能よ」


サイ・・・「みんなは、私にサイという名前をつけたの」


なつみ・・・「そうなの」


となつみはつぶやいた。


なつみは気の無い返事をした。


サイ・・・「食事の用意が出来ていますよ。着替えて食堂へ行って下さい」 


女性の優しい声で言った。


なつみ・・・「うん」


なつみは元気の無い返事をし、声に従った。


なつみ・・・「やっぱり夢じゃないんだ」


がっかりしながらつぶやいた。


なつみはいそいで着替えて顔を洗って、歯を磨いてスッピンで部屋を出た。


ちょうど 裕子も部屋を出てきたところだった。


なつみ・・・「どうしてここに連れてこられたのか、姉ちゃん知ってる?」 


裕子 ・・・「さー、知らないわ」


裕子 ・・・「さあ、食堂へ行きましょう」


裕子 ・・・「お腹がすいたわ」


裕子はブスッとして言った。


寝起きは機嫌が悪いのだ。


エレベーターの前に立つと、ドアがスッと開いた。


エレベータに乗り込むとドアはスッと閉じた。


裕子・・・「3階へ」


エレベーターはウィーンというモーター音と共に、かすかに動いた。


すぐにドアが開いた。



 九.食堂



食堂はエンジニアや研究者たちの食事でざわついていた。


父と母、おじいちゃん、おばあちゃん、徳郎おじさんが何事か厳しい顔で話しながら食事をしていた。


なつみ達が来た事を察すると、にこやかに言った。


父鬼三郎・・・「おはよう 」


裕子・・・「おはよう」


なつみ・・・「おはよう」


なつみ・・・「お父さん、私たちはなんでここに集められたの?」


裕子・・・「私達が防衛省に集められるなんて、いったいなんなのかしら」 


裕子・・・「だいたい私達、民間人に何が出来るというのかしら。 何も訓練受けてないし」


なつみ・・・「そうよ、 私達民間人よ」


母智恵・・・「まあまあ、ここはセルフサービスだから、自分の好きなものを選んできてね」


鬼三郎・・・「後で説明があると思うよ」


智恵・・・「食事しましょう」


父の弟徳郎・・・「腹が減っては戦が出来ないと言うからな」


裕子となつみは、ひさしぶりに新鮮なお魚料理を食べ、幸せな気持ちになった。


食事が終わり、全員で地下4階へ戻った。



【 続く 】














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