偏見!

 

 銃撃を受けてなくなられた安倍元総理のご冥福をお祈りします。

 

 事件の真相を突き止めていただきくとともに、警備陣のプロとしての意識の欠如が無かったのかどうか、今後もこのようなことが起こる可能性があることを考え徹底的に究明していただきたいものです。

 

 まさに巨星堕つの心境です。まだまだ日本のため国民のため働いてほしかったと思います。

 

 残念無念!

 

 さて、話は変わりますがニュースでも特に強調するように、たった三年間勤務しただけで元自衛官などとあからさまに偏見を持ったような報道に怒りさえ感じます。

 

 元自衛官なら、こういうことは普通にできるとか、やりかねないなどと言うことを暗に言っているような報道です。

 

 まさに偏見を持った報道です。

 

 そして、それと同じように犯罪を犯して逮捕された者の職業でよく出てくるのが、土木作業員の〇〇と言う報道がよくありますが、工事現場で働いているとすべての作業員が土木作業員にされてしまうように偏見を持って報道されています。

 

 工事家現場で働いている作業員は土木作業員だけではありません。建築現場の作業員もおり、建築作業員の〇〇と言う報道は一切聞いたことがありませんし、電気作業員という報道も聞いたことがありません。

 

 そういう職業についている人達をひとくくりにして土木作業員と報道するのはいかがなものか、偏見を持った報道で有り、土木工事と言う仕事を貶めていることに気が付いていただきたいものです。

 

 土木工事で、道路を作ったり補修できなければ国民は生活できず。橋を作らなければ川さまともに超えられないのです。

 

 そして、地震や台風などで土砂崩れや津波の後の復興も、土木が無くては何も出来ないことを報道に携わる人たちは何一つ知らないのだろうかとさえ思ってしまいます。

 

 散々自衛隊や土木に携わる人達を偏見を持った報道を行いながら、震災復興や災害復興には頼らざるを得ない事を分かっていだきたいものです。

 

 カメラやマイクで、震災箇所を報道したり災害箇所を報道したりしても結局は、災害現場の片づけ一つできない事を知っていただきたいのです。

 

 現在有る職業は、不要な職業は一つもないのです。必要だから存在しているのです。

 

  きつい汚い危険の3Kと言われ、若者が敬遠する職業が土木工事などですが、実際はどの職業にしても、3Kどころか5K、6Kともいわれる職業はいくらでもあります。

 

 報道する者の姿勢として、無意識であったとしても偏見を想起させる報道は、控えていただきたいと思います。

 

安倍元総理を銃撃した男「元自衛官」というけれど…「自衛官だったら銃ぐらいつくれる」は本当か

安倍元総理を銃撃した男「元自衛官」というけれど…「自衛官だったら銃ぐらいつくれる」は本当か (msn.com)

 

安倍晋三元総理大臣が奈良県奈良市で街頭演説中、無職の男に銃で撃たれて死亡した。男がかつて海上自衛隊で勤務していた経歴が明らかとなり、多くのメディアで「元自衛官」が連呼されている。自衛官は、いつ「元自衛官」になるのか。そして、いつまで「元自衛官」と呼ばれつづけるのだろうか。

 

「元自衛官」だけが切り取られている

「元自衛官」だけが切り取られている

どの段階で「自衛官」になるかというと……

7月8日午前11時30分頃、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅前に、銃声が響いた。ターゲットにされたのは、街頭演説をしていた安倍晋三元総理大臣。銃を撃ったのは41歳「無職の男」で、警備の警察官によってただちに取り押さえられ、殺人未遂の現行犯で逮捕された(後に容疑を殺人に切り替え)。

一方、安倍元総理はドクターヘリで奈良県立医科大学附属病院へ搬送されたが、手当の甲斐なく亡くなった。

 

安倍元総理を撃った男が逮捕された速報が流れてから、さほど時間をあけずに流れてきたのが「容疑者は元自衛官」という情報だった。それ以降の報道では「元自衛官」のワードが連呼された。

テレビ報道によると、男は2002年海上自衛隊に入隊。2005年に退職。海上自衛隊に3年なら「1任期」で退職したということだ。

 

防衛省からも情報が出ている。8日付で配信された産経新聞の記事によると、同姓同名で同一人物とみられる男は、艦に装備された火器を扱う砲雷科員として護衛艦に乗り組んでいたという(防衛省では引き続き本人か否かを確認中)。

 

容疑者は護衛艦の砲雷科員だったというが……

 

容疑者は護衛艦の砲雷科員だったというが……

 

では、自衛隊でどれくらい勤務したら元自衛官と呼ばれるのか?

 

筆者が入隊した当時、教官から「服務の宣誓」に署名・捺印したときから自衛官だといわれた。服務の宣誓に署名・捺印せずに自衛隊を去った者もいる。彼らは「入隊しなかった」ので、元自衛官ではない。

 

いったん自衛官になったら、たとえ1日で逃げ出しても「元自衛官」となり、経歴は一生ついてまわる。そのため、安倍元総理を撃った男が退職後17年も経つのに、まだ「元自衛官」と呼ばれるのである。

「自衛官だったら銃ぐらいつくれる」は本当か

安倍元総理の暗殺に使われた銃の外観がガムテープでぐるぐる巻きであることから「自作ではないか?」と噂されている一方で、ショットガンの銃身を切り詰めて自作のグリップをガムテープで巻いただけという見方もある。また9日朝、NHKは「手製の銃」と報道している。家宅捜索を受けた自宅からも、自作の銃が数挺発見されたという。

 

SNSでは「自衛官は銃を扱える」から飛躍して「自衛官だったら銃ぐらいつくれる」という投稿が散見される。

前出の記事では、小銃の扱いや整備について年1回以上の訓練を受けていたと書かれているが、自衛官として当たり前のこと。しかも年1回では、訓練回数として少なすぎる。

 

これも結論からいうと「自衛隊に勤務していただけでは銃をつくれるようにならない」。

 

何年勤務しても銃をつくれるようにはならない(写真は陸上自衛隊)

何年勤務しても銃をつくれるようにはならない(写真は陸上自衛隊)

 

日常的に銃を使って訓練をすることが多い陸上自衛隊の普通科部隊でも、銃のつくり方は教わらない。ちなみに筆者は戦車部隊で2任期勤務していたが、戦車のつくり方を教わったことはない。

 

自衛隊で勤務していたから射撃がうまいとか銃をつくれるという思考は、まったくの偏見としかいいようがないのだ。

 

(まいどなニュース特約・平藤 清刀)