ここまでくれば、ロシアは国が崩壊するまで嘘を吐き続けるしかない!

  ロシアによるプロパガンダの拡散は、進攻を始める相当前から周到に準備されてきたようです。

 

 ロシアにしろ中国・北朝鮮のような全体主義国家の情報統制は、自国内では完璧と言えるほど自分たちに都合の悪い情報がはいらないようにしていますが、情弱な人はすくにそれを信じてしまうのですが、不思議なことに、教員水準がある程度上で、頭が良いと言われる人達の中でも、無意識にロシアのプロパガンダを垂れ流していることに気が付かない人たちがいるのが信じられません。

 

米英が戦争犯罪巡る偽情報拡散に協力、「嫌悪症」あおる=ロシア

 

  [ロンドン 11日 ロイター] - ロシア国防省は11日、ロシアを中傷することを目的に、ロシア軍がウクライナで民間人を迫害したとの主張を拡散する手助けを米英が行っているとの見解を示した。

 

  国防省は、ウクライナ政府は米国から指示され、ロシア軍による民間人に対する暴力を示す証拠を捏造(ねつぞう)していると指摘。「米国は犠牲者を伴う挑発行為を長年にわたり実施してきたが、『証拠』を捏造(ねつぞう)した上で宣伝するキャンペーンを今も続けている」とした。

 

  また、「英国の特別部隊の指導の下、ウクライナ政府はスムイ地域でロシア軍がウクライナの民間人を残酷に扱ったとの演出を準備した」とし、西側諸国の報道関係者が「演出された陰謀を撮影するために」スムイ地域に招かれたと指摘。「欧州で経済危機が急速に台頭する中、ルソフォビア(ロシア嫌悪症)をさらにあおろうとしている」と非難した。

 

ロシアの責任転嫁にほころび=犠牲判明で「ウクライナの仕業」

昨日 12:31

 

 親ロシア派との戦闘が続くウクライナ東部ドネツク州で、政府軍が支配するクラマトルスクの鉄道駅に8日、弾道ミサイルが撃ち込まれた。民間人に多数の犠牲者が出たと分かると、ロシアのメディアは「ウクライナ軍のミサイル」と報道。ただ、主張には早くもほころびが見える。

 

8日、ウクライナ東部クラマトルスクの鉄道駅に撃ち込まれたミサイルの残骸(AFP時事)

© 時事通信 提供8日、ウクライナ東部クラマトルスクの鉄道駅に撃ち込まれたミサイルの残骸(AFP時事)

 

 ロシア軍は首都キーウ(キエフ)を含む北部の制圧に失敗。プーチン政権が重視する5月9日の旧ソ連の対ドイツ戦勝記念日までに一定の「成果」を得るべく、南東部を近く総攻撃する可能性がある。ウクライナ政府は「逃げられない恐れがある」と住民に即時避難を訴えていた。

 

 ウクライナ側の発表によると、クラマトルスクの駅は女性や子供など避難民約4000人で混雑。そこに短距離弾道ミサイルが着弾した。現地からの映像や写真によると、人々は倒れ、大きな荷物が散乱していた。ミサイルの残骸にはウクライナ語ではなくロシア語で「子供たちのために」と書かれていた。

 

 「ウクライナ軍が集結しているクラマトルスクの駅を10分前に攻撃した」。着弾当初、複数の親ロシア派ニュースは通信アプリ「テレグラム」でこぞって戦果として伝えた。しかし、避難民に死傷者が出ているのが判明し、不自然な形で削除。ロシアのメディアはウクライナ軍の仕業であると宣伝し始めた。

 

 地元記者の間では、2014年にドネツク州の親ロシア派支配地域上空でマレーシア航空機が撃墜され、乗客乗員298人が死亡した事件との類似性を指摘する声が上がる。この時、旅客機と判明するまで、親ロシア派幹部は「ウクライナ軍機を撃墜した」と誇り、これが間違いだと分かると、ウクライナ側への責任転嫁を図った。 

露国営テレビ「政治喧伝」一色に 1週間で激変

小野田 雄一

 

演説を行うプーチン露大統領=24日(ロシア大統領府、AP)

演説を行うプーチン露大統領=24日(ロシア大統領府、AP)

 

【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン政権の統制下にあり、多くの国民が主要情報源とする国営テレビは、ウクライナ侵攻の1週間前から、ウクライナの「罪」を強調するプロパガンダ(政治宣伝)を大々的に放送した。軍事介入の正当性を国民に植え付けようとしたのは明白だ。

 

 米欧は昨年11月以降、ロシアによるウクライナ侵攻を警告してきたが、国営テレビの報道内容にそれ以前と比べ特段の変化はみられなかった。北大西洋条約機構(NATO)の東方不拡大をめぐるロシアと米欧との交渉も、一般ニュースの一つとして扱われ、新型コロナウイルスなどの話題が多くを占めた。

 

 今年2月4日に北京冬季五輪が開幕すると、ウクライナ関連ニュースの扱いはさらに縮小。ロシアが表明したウクライナ国境付近からの「軍備撤収」の様子を伝える程度にとどまった。

 

  しかし17日、ウクライナ東部を実効支配する親露派武装勢力が「ウクライナからの攻撃の激化」を発表すると状況は一変。親露派地域で起きたとする爆発、壊れた住居や地面に落下した不発弾などの映像を繰り返し放映したほか、ロシアに避難した住民のインタビューも繰り返し流した。

 

  ウクライナは攻撃を一貫して否定。露メディアの一部も攻撃を否定する現地住民の話を伝えたが、国営テレビはそうした情報があることを伝えなかった。

 

  国営テレビは21日、「独立」承認を求める親露派指導者のビデオ声明を放送。独立承認を協議した政府会議の様子を開始から終了まで放映する異例の対応を取った。その後、プーチン大統領の演説と独立承認手続きの様子を放送。合間にウクライナを非難するニュースが絶え間なく流された。