文楽を久しぶりに観劇できるようになり元のようなにぎわいを感じます。上方へいざっ！大阪本公演では豊竹若太夫襲名披露がにぎにぎしく開かれ、長く親しむ浄瑠璃文楽の継承に感慨深さをおぼえます。切場(きりば)がたりの最高峰が相次いで鬼籍に入ったため惜しまれつつ心配もあった中の襲名は、「あぁ、良かった」に尽きます。「和田合戦女舞鶴」「絵本太功記」を鑑賞しました。文楽を応援します。
仕事休みが桜満開と相まって、久しぶりに花見へと参った週末。名古屋南部を訪れ、大高緑地へ。意外に人けがなく、桜の木陰でちらし寿司をいただきながら桜をめでる。１時間ぐらい日光浴をし、次へ移動。訪れたのは、桶狭間。古戦場は東は中京競馬場駅あたりから西は大府市近くの名古屋市緑区まで広範囲に及ぶ。今川治部大輔義元公(正五位)と織田上総介信長公(贈正一位)の像が並び立つ。歴史を通し争いのない平和な現在をかみしめる。このいくさは広範囲にわたり、像のある古戦場公園(名古屋市緑区)から田楽窪(豊明市・中京競馬場駅至近)の東西に広く、かねて義元公最期の地について見解が分かれていた。義元公戦死の地は緑区側と豊明市側両方にあります。桜の花をめでながら郷土の英傑をしのび、今の穏やかな国民性に胸をなでおろします。花冷えが続き、桜は持ちこたえそうです。いつまでも平和で争いのない人のこころでありたいものです。
