
カンボジア旅行で現地の子供達と接しない事はまず不可能だ。あらゆる遺跡に子供達はいて、水や土産を売ってきたり、物乞いをしてくる。
驚かされるのはその語学力で、英語だけでなく日本語で話しかけてくる子供も多い。
上級者になると「ドンダケ~」とか「ソンナヌカンキーニ、オパピー」とか日本語のギャグを披露し、何か買えと言ってくる。いらないと断ると「ナンデヤネン!!」と言ってくる。
日本を出る前から、必要な物以外は子供から買わないと決めていた。一人から何か買うとまわりの子供達が一斉に寄ってきて自分からも買えと言ってくる、でも全員から買う事はできないからだ。
ある時食事をしていると10歳にも満たないであろう女の子がブレスレットやら小物を売りに来た。
「コレハ、ニコデイチドー(1$)、コレハ、サンコデイチドー」
と拙い日本語で話しかけてくる。いつもどうり「いらない」と断ったが、その子はとてもしつこかった。
そこで「アイムソーリー。ノーセンキュー」と言うと今度は英語で
「『ごめんなさい』じゃ私は食べていけないんだ」
と言われた。
今思えばそれは「ソーリー」と言われた時の常套句で、物を買わせる手段だったのかもしれない。
でもその時その言葉は深く胸に刺さったし、そう言われてもやはり「ソーリー」としか返せなかった自分が情けなかった。
それでもカンボジアの子供達が不幸だとは思わなかった。むしろ日本の子供達より幸せそうにも見えた。様々な方法で観光客からお金を取ろうとする姿はとても逞しく思えた。
実際に子供にぼったくられたし(あの時の事を思い出したら今でも悔しい)、危なくお金を渡しそうにもなった(日本好きだから日本のコインを頂戴と言ってきた時)。
そんな必死で生きようとする子供達と接して『自分ももっと頑張らなきゃ』と思った。
カンボジアは遺跡の他にも子供達の笑顔が素敵な国です。
またいつか、子供達からパワーを貰いに行きたいな。
本当に最後に
こんなにも最高の旅に出かけるきっかけと勇気をくれたNさんに。
心の底から
ありがとう☆