トミー・フラナガンのトランスクライブ。

ビバップの曲のアドリブ、右手のシングルトーンに絞る。

 

特にフレーズの中でのアクセントの位置と付け方を真似て、音源と合わせて弾いてみる。

はっきりしたアクセントなので真似しやすく、自分のフレーズへの応用もしやすいと思う。

 

運指もいろいろ試してみる。アドリブ部分は「ピアノで作られたフレーズ」なので、サックスのアドリブフレーズに比べると、フレーズが指でつかめる感じがする。

この「指でつかめる感じ」は、自分の使い方を誤るとワンパターンの手癖になってしまいそうだが、上手く使えば幅広く応用が効くんじゃないかと予想している。要研究。

 

黒鍵と白鍵が混じった16分音符で駆け上がるフレーズに苦戦した。

指を置いてからダラララッと重心移動みたいにする弾き方にしたら、最後の小指できれいに強いアクセントが付けられた。トミー・フラナガン自身が実際にこう弾いていたのかどうかは分からないが、ひとつの方法だと思う。これも要研究。

 

速弾きアドリブをするつもりはあまりない(というか今のところ全然出来ない)のだが、それでも要所である程度速いフレーズは弾きたいところだ。これは練習。

 

その他、左手のコンピングのタイミングなども研究。

 

トランスクライブは、聴くことも弾くことも、とにかく学びの宝庫、生きた教材、宝の山だと改めて実感する。そして何より、やっていて無条件に楽しい。