1・即興で自分のアドリブフレーズを弾く、純粋に即興演奏の練習

 

2・トランスクライブしたフレーズを弾く、アーティキュレーションを学ぶための練習

 

3・ある程度の時間をかけてフレーズを作り楽譜に書く、即興ではないアレンジ的な練習

 

 

以前は自分でもこの3種類がごちゃごちゃしていたが、その時にどれを一番中心にやるべきかを見定めて、それに集中すると良い結果になることが分かってきた。

 

たとえば時間をかけて3(アレンジ)をやって流れを弾き慣れておくことで、特定の曲でなくても即興での流れが反射的に作りやすくなる。

 

両手の連携で左右の音があまり重ならない、左手が定型パターンじゃないビバップ風(のつもり)アレンジを集中して作っている。それをベースにして、演奏のときはその場で自由に変形しながらアドリブ……出来ればいいが、なかなかそうは思い通りには行かないな……

 

自分の場合はこんなふうにコツコツと研究して練習して、その結果なんとか即興の舞台に上がれるという感じなのだ。これはもう自分の元々の能力の問題なので、即興がスラスラ出来る他人の才能を羨むことはしない。以前は他人と自分を比べて絶望したりしていたけれどね。

今は自分なりに精一杯の研究や練習と、とてもゆっくりだけど少しずつ上達する過程を楽しんでいる。

 

こういう勉強や練習をする時間があることが、今はしみじみと楽しい。こういうことが出来る今の環境は、本当にありがたいと思う。