雨上がりの詩(うた)はそして懐かしく -2ページ目

雨上がりの詩(うた)はそして懐かしく

詩らしきモノを綴っています。言葉は自由で繊細で想像力。
ここを訪れて下さった皆様のちょっとしたアイディアのヒントに。
それと少しの心休めとしてもらえたら“詩らしきモノ”たちも喜びます。

ふとした仕草に


あなたの瞳を見て


運ばれる時間の休息日に


懐かしむことを許された


そんな気がするのです



五月の風を


窓の向こうに見遣っては


変わり映えのない日常を


背伸びで乗り切ってみせるような


そんな退屈な仕草の中に



確かなものなら ずっと


わたしの心の中で


息づいていることくらい


思い出すまでもなく


利き足から靴を履くように



わたしの中にあなたを見るとき


例えばすべての光からはぐれ


深い闇に沈んでも


月明かりのベールの優しさで


わたしの心を照らしてくれるのです