28MHzのAM運用周波数として有名な28.305MHz。
ここ2~3年前からその運用スタイル、ルールが乱れてきていることが問題になってきています。
1.そもそもの始まりをご存じでしょうか
今現在運用されている局の多くは、28.305MHzの始まりをご存知で無いのではないでしょうか。
遡ること15年以上前、横浜インターネットアソシエーション様が開設されていたインターネット掲示板にその由来があります。
http://nippon.to/
元々は無線機改造の情報交換掲示板があり、アマチュア、CB、パーソナルの各無線機の改造情報交換がされていました。
その掲示板の中で、違法CB無線機をアマチュアの周波数帯に改造して運用してみたいという動きがあり、改造調整のしやすい28MHz帯が選ばれました。
28.305MHzがメイン周波数として選ばれた背景には色々あるようですが、
(1) できるだけ27MHzに近い方が無線機の部品交換点数を抑えられる。
(2) 28.500MHz付近はSSBで主に使われているから避ける。
(3) 28.305MHzでAM運用されていた方々がいたという情報があった。
というのがあり、特に『(3)かなり昔に28.305MHzでAM運用されていた方々がいたという情報』が決め手だったように思います。
交信相手がいる確率が高いからです。
この掲示板でやりとりされていた各局が運用ルールを決め、スタートしたのが28.305MHzを中心としたAM運用なのです。
上記サイトの掲示板でのやりとりに目を通して頂ければわかるかと思いますが、
『違法CBをアマチュアに持ってくるようなことはしない。それをするなら27MHzでいいじゃないか』
という趣旨の意見が書き込まれています。
※そのやりとりの掲示板のログはこちら
アマチュア無線をするなら、アマチュア無線家らしい運用をしようというのが、開拓した諸先輩方(OM)の思いだったわけです。
2.現在の状況について
最初は少数だった10mAM局も、15年経った今ではかなりの局数になっています。
スポラディックE層(Eスポ)が活発となると、運用ルールで決めた周波数 28.215MHz~28.355MHz (10kHzステップ 15チャンネル)が埋まってしまう程です。
特に違法CB改造機で、28.265MHz~28.345MHzあたりの水晶のみ実装した無線機を使われている方も多い関係で、このあたりの周波数は大混雑になっています。
ただそれでもアマチュア無線のルール、というよりも電波法に遵守して、「混信を与えてはならない」という大前提で、譲り合いながら運用していました。
それが、ここ2~3年程前から、他の局が使用しているのにも関わらず、お構いなしに被して運用する者が現れ始めています。
特に、28.305MHzは事実上のメイン周波数として、呼び出しのみを行い、交信は他の周波数にQSYして運用するのが当たり前だったはずが、
CQを出した後もそのまま交信を行うため、メイン周波数としての使用ができなくなっているのが現状です。
そのような28.305MHzでの居座り運用を行う局も悪いですが、その局へ対し
「○○さん、一声なっときます」
「○○さん、送り込み」
といった呼びかけをする局がおり、それも居座りを助長する行為として、許すわけには行かないと思っています。
大抵の局が、28.305MHzをワッチし、CQを出すか相手局のコールで直接呼出しを行うか、その逆で交信相手を見つけるはずです。
その目的でこの周波数をワッチしているはずなのです。
相手が見つかってからもそこで延々と交信をするのは、迷惑行為以外の何ものでもありません。
自分が誰かと交信しようと思ったときに、28.305MHzが占領されていた場合のことを考えたらわかると思います。
残念なことに、28.305MHzが「呼出周波数」として総務省で取り決めされているわけではありませんので、
ここで交信することに法的罰則はありませんが、諸先輩方が築いてこられたルールを踏みにじる行為は良くないと思います。
3.適正な運用に戻すために
28.305MHzで居座り行為を行っている局に対しては、地道に注意をしていくしかないと思っています。
インターネット上では私と同じような事を書かれている方も多く見られますが、居座り行為が減る気配がありません。
全ての方がインターネットの書き込みを見るわけではないため、直接注意、お願いをするしかないと思っています。
・居座り行為が見られたときには無線上でQSYのお願い、注意を行う
・ローカルでのオフ会、ミーティング、アイボール会の場で、今一度周知徹底を行う
私自身10年以上10mAMで運用をしてきた一人です。
現在の状況を阻止出来なかった私たちOMにも責任があると感じています。






