アメブロの皆さん、はじめまして。 デイビッド・バラン(David Baran)と申します。

          日本の金融市場の最前線で30年以上戦ってきた「老兵」ですが、今日は少しスーツを脱いで、この温かい生活感あふれる場所で、ご近所さんのようにお茶でも飲みながらお話しできればと思います。

先週末、いつものように近所のスーパーへ日用品の買い出しに行きました。 レジで、以前とそれほど変わらないカゴの中身を見ながら、モニターに表示された金額を見てふと感慨にふけってしまいました。

皆さんの中にも、最近スーパーでお買い物をしたり、光熱費の請求書を見たりしたときに、こう感じる方はいらっしゃいませんか?

 

 

「買っている量は減っているのに、出ていくお金はどんどん増えているな……」と。

 

 

これは決して気のせいではありません。時代の大きな濁流が、私たちの財布を少しずつ削り取っているリアルな現実なのです。

私たちは今、歴史的な転換点に立っています。 長年、物価が安定する「デフレ」に慣れきってしまい、「銀行に預けてさえおけばお金は減らない」と信じてきました。しかし、あの「貯蓄こそ美徳」という時代は、すでに静かに幕を下ろしています。

現在の現実は、想像以上に複雑です。 歴史的な円安が進行する一方で、海外に目を向けると、世界は絶え間ない激動の中にあります。中東での紛争は世界のサプライチェーンの神経を逆撫でし、原油やエネルギー価格の高騰は、資源の多くを輸入に頼る日本に直接的な痛手を与えています。

 

 

ここで一つ、残酷な現実を直視しなければなりません。 遠い国の出来事に思える国際的な駆け引きや地政学的リスクは、最終的に私たちの生活コストの上昇として跳ね返り、郵便受けに届く「高すぎる電気代・ガス代の請求書」へと姿を変えるのです。

このような抗えないマクロ環境を前にした時、最も恐ろしいのは「何もしないこと」です。 ただ銀行口座に眠らせているだけの預金は、見えないところで毎日少しずつインフレに飲み込まれ、価値を失っています。一生懸命働いて、老後のため、そして子どもたちのために安心できる資産を残したいと願うご家庭にとって、これはあまりにも理不尽で不公平なことです。

この危機感から、焦って株式市場に飛び込む方も少なくありません。 しかし、これこそがプロの投資家として私が最も心を痛めている部分です。

 

 

インフレに対抗しようと、短期的な株価の乱高下に振り回され、毎日スマホの赤い字や緑の字を睨みつけている方が多すぎます。その結果、大切な資金を減らすだけでなく、心身ともに疲れ果ててしまう……。

それはまるで、大荒れの海に生身で飛び込み、嵐と素手で戦おうとするようなものです。本来、投資というのはそんなに疲れる、不安に満ちたものではありません。

 

本当の投資の知恵とは、「嵐が来る前にしっかりと備えをすること」であり、時代の波に逆らわず「味方につけること」です。

 

今後さらに未知の嵐が本格的にやってくる前に、一般の家庭はどのような選択をすべきなのでしょうか?

 

実は、この抗えない波を防ぐ「防波堤」は、すでに私たちの手の届くところに用意されています。私たちがすべきことは、とてもシンプルです。インフレに飲み込まれゆく現金の一部を、手間なく簡単な方法で「本当に耐性のある資産」へと移し替えることなのです。

 

例えば、国が資産形成を後押しするために用意してくれた制度――**「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や、非課税枠が大幅に拡充された「新NISA」**などをフル活用すること。これらは非常に強力な「非課税の盾」となります。同時に、今の市場には台頭しつつある新しい投資のカタチも登場しており、より柔軟で多様な選択肢が生まれています。

では、これらの盾を手に、どこへ向かえばいいのか? 答えは明確です。独自のコア技術を持ち、インフレや原油高のコスト上昇を価格に転嫁できる強さを持つ企業。あるいは、円安を味方につけてグローバルにたっぷりと利益を稼ぎ出す「日本の優良企業」です。

 

ただ指をくわえて自分の血と汗の結晶が目減りしていくのを見ているのはやめましょう。

 

これからは、あなたが賢い「雇用主」になるのです。

 

適切な資産配置を行うことで、あなたのお金を「資本」に変え、世界レベルの優良企業や、超一流のビジネスエリートたちに「自分のために働いてもらう」のです。

あなたがやるべきことは、彼らの株を買い、保有することだけ。あとの時間は、企業の成長に安心して任せてください。彼らが世界中で稼ぎ出す利益の一滴一滴が、最終的にあなたの家族の資産を守る「強固な城壁」となります。

 

これは、嵐が来る前に、底に穴の空いた小さなボートから、頑丈な船体を持つ巨大な客船へと、大切な家族の財産を余裕を持って移し替えるようなものです。

これからこのブログでは、私が30年かけて培ってきたプロの投資の視点を、できるだけ専門用語を使わず、普通の言葉でシェアしていきたいと思っています。

私の経験が、ご縁あって読んでくださる皆様の「嵐の前の備え」となり、ご家族の安心と心のゆとりへと繋がることを願っています。

外の世界がいかに大荒れでも、優秀な企業たちがあなたのために働いてくれていれば、私たちは毎晩ぐっすり眠ることができます。

 

 

これから、どうぞよろしくお願いいたします。