初めてのお見舞いに沸いたのは介護者の方だった
おはようございます！
昨日アメトピに取り上げていただき、
たくさんの「いいね」くださった方たち
共感いただいた方たち、
本当にありがとうございました
前回まで：転倒し歩けなくなった外国人姑を息子夫婦（外国人嫁）がバンコクのせっまいコンドミニアムで介護を始めた。2日目。
登場人物
日本人妻
43歳・日本人だが人生ほぼ海外在住
タイ人夫
39歳・野菜嫌いな肉食タイ人男子
夫婦の会話は英語・タイ語ミックス
義理ママ
67歳・数日前に転倒・関節リウマチ
義理父
67歳・早期退職後家の王様に
義理姉
43歳・2年飛び級したタイの東大
修士課出身＞現在出家している菜食ハゲ
トイレ我慢！しながらトイレ介助の二日目スタート
他人が家にいる、
しかも転倒して動くことが
できない外国人姑、
昨夜は２段重ねヨガマットに
バスマットありったけ敷いて就寝、
と言うことで全然ぐっすり眠れなかった
我々国際結婚夫婦。
あ、、なんか携帯がブルブルしている。
1回無視。
携帯確認すると7時前、、、
着信履歴・・・義理ママからの召喚だ。
ベッドルームへ行くと、
かなーりの間おしっこを我慢していた
義理ママが、
漏れそう！トイレ行きたい！
と
。
こっちも30秒前に起越されて
トイレに行く暇なくベッドルームに
飛んできてますので、漏れそうです。
朝イチトイレを我慢しての
義理ママの片道10分
トイレ介助は結構きつい。
さらに義理ママ、寝ぼけている時は
日中の元気な時とは打って変わって
機嫌が悪く、消極的な発言が多い。
しょうがないけど、そんな言葉に
いちいち反応して励ますのも
めんどいし、こっちも漏れそうなので
とにかく早くトイレしていただき。
さっと拭かせていただき、
お部屋へお戻りです。
お見舞い？来て来て絶対来て！
介護2日目、
お友達の中でも知れ渡って来た
義理ママ転倒事故。
この頃になると、お見舞いに行くよ、
必要なものはある？
とありがたくも言ってくださる人が
たくさん出て来ました。
お友達が二人、今日行っていい？
と言ってくださったのですが、
LINEするタイミングが合わず、夕方に
やっと連絡が取れました。
遅くなっちゃうから、明日にしようか？
と気遣ってくださったのですが、
遅くなってもいいから今日来てほしい！😭来て来てプリーズ！何も持って来なくていいいからぁ〜。
と半ば強制的に私が招待しました。
だって、、、
人と話したい・・・
2日目、まだ何もできず
ベッドにいる義理ママ。
リモートで仕事をしながら
病院のことや誰が介護するか、
CTスキャン・MRIをどうするか、
どこなら保険なしでも割安に
受けさせてもらえるか、など
友達とやり取りしている夫君。
YouTubeも見ず、
実ママとビデオコールもせず
黙々と家事と介護をこなし
どうやったらもっと痛み少なくして
移動してもらえるか、
パジャマのボタンどうするか、
など考えているワタシ。
介助しないとトイレもご飯も自分では
食べられない義理ママのサポートは
誰かがやらないといけないのは
わかっているけど、なんでワタシなんだろう、
ここまでやらないといけないのかな。
など色々色々考えてしまう。
誰か家族以外と話したかったので、
友達二人が1日の仕事を終えて
汗だくで来てくれた時は本当に嬉しかった。
会っただけで涙が出てくるし、
メイクもせずに迎えに行ったワタシを見て
「これは相当ヤバそうな状況」と
思ったのか、この二人、
後日1人ずつ来て丸一日義理ママの
面倒を見てくれたのです。
ほんと感謝です。
36時間でメンタルを病み出した
初めての介護体験者日本人嫁。
放心状態の夫婦
何年も介護をされている方もいる中、
たった36時間介護生活をしただけで
バテたワタシと夫君。
お見舞いに来てくれた友達が
ベッドルームで義理ママと喋っている中、
リビングのソファで二人して放心状態。
眠いのに寝られない、
携帯は手放せない。
晩御飯どうしよう。
二人ありがたいなぁ。
そういば実パパ明日来タイするんだったなぁ。
とか色々考えちゃって、
放心状態。
その状況を見た、
一通り話し終えた二人、
「疲れてるみたいだからすぐ帰るよー！
ゆっくり休んで。」
と言ってくれたのだが、
我々二人、「ご飯一緒に食べてって
」
と引き止める。
なんか誰かに話したかったんだと思う。
そしてご飯を食べ終わった義理ママに
ちょっと一人でお留守番してもらって
近所の鍋屋に食事に行きました。
メンタルがいよいよ病んでくる日本人嫁
一緒に食事というより、
現在の様子をトクトクと
お友達二人に
聞いていただいた我々夫婦。
いつもなら些細なことが起きたり
夫に腹が立ったりしたら
そっこーで日本にいる実ママに
LINEビデオコールをして
ぶちまける日本人嫁。
なんせ今回は義理ママが部屋におる。
プライバシーが皆無。
なので食事といつつ、
お話を聞いていただけて
スッキリ。
解決したわけではないけれど
ぶちまけると気持ちが楽になりました。
が。お会計の頃になった時、
トイレホットラインが
鳴ったのであった。
走る二人。
せっかく話を聞いてもらったのに
現実に引き戻され、
片道10分、３メートルの長い道のりを
歩行器で付き合い、
ズボン下ろして、
パンツ下ろして、
クッション設置し、
便座に座らせ、
用足し終わったら、
拭いてあげて、
タイの手動ウォシュレットし、
また拭いて、
立たせて、
パンツあげて、
ズボンあげて、
トイレ流して、
往路10分の道のり、
キャスター付きの椅子に座らせたら
夫君にバトンタッチして、
使い捨てゴム手袋してたけど
やっぱり石鹸で手を洗う。
↑初日ー2日目はこんな感じのトイレ介助でした。
慣れてくるとまた工程が増えました。
10日くらい前のことだけど
情景がありありと浮かぶ
そう、そして真の
想像を絶する介護は今夜から始まるのだ、、、
to be continued...