夫はかなりの高給取りだったように思います。

私は夫の収入は知らされていませんでしたが、年収1千万はあったと思います。


そんな中、庶民育ちの私は贅沢もする事なく、一般家庭と同じようにつつましい生活を

送っていました。


家賃がいらない分、子供たちの学費にと学資保険にお金を費やし、

週末に安いスーパーでまとめ買いをし、1週間の予算を立てて、節約生活をおくっていました。


自営業ということで、いつ、何がどうなるかわからないから、貯蓄だけはしっかりとしておきたかった。

なので、6千万あまりの貯金ができていたわけです。


子供たちは大学にいく年齢になれば、ひとりあたり600万は学費としておりるよう、学資保険を一人二つずつ入っていました。

なので、もし、万が一があっても、安心して大学に進学できるよう準備していたのです。


私は服もアクセサリーもあまり興味もなく、ブランド品も興味もなく、化粧品はちふれでOKで

自分にお金を使う事もほとんどありませんでした。


かけるとしたら、子供の興味や好奇心を育てるために、色々な体験をさせてあげる機会を作って

きたことでしょうか?

勉強ではなく、その年齢の時にしか出来ない事

そんな事にはお金は使っていたように思います。

リーマンショック以降、経営不振に陥り、人員削減をしていきながら何とか会社を

経営していた夫


私はそのころからパートで働くようになり、生活費の足しにしていました。


会社は仕事も減り、夫は時間を持て余すことも多かったと思います。


競馬でなんとか稼ごうなんて思ってしまったのかもしれません。

稼げるわけないのにね。浅はかです。


そして会社の倒産

同時に私は正社員登用され、なんとか家計の足しになるお給料をもらう事ができるように

なりました。


私が世帯主となり、夫と子供たちを扶養に入れ、保険料も年金も安くつきました。

そんなことも「男のプライド」に響いたのかもしれません。


夫は仕事を探すといいながら、家でネット三昧

競馬のネット購入PATにもはまっていたようです。


ハローワークに通い、面接をうけるも不採用

50を過ぎたおじさんには、世間は厳しい

若かりし頃の夢をかなえたかったのでしょう。

応募する職種は、昔に生き生きと働いていた職業ばかりでしたから。



夫と結婚して23年

結婚前から競馬をしている事は知っていました。

でも、当時はちょこっと楽しむ範囲

常識の金額での遊びだったと思います。


それが、いつからどうして多額の金額をつぎ込むようになったのか。

夫に何があったのか

私にはわかりません。


夫は本当に子煩悩で優しく、穏やかで愛情深い人だった


それがどうして??

いまでもわからないです。


ただ、自分の人生を親が引いたレールを歩まなければなかった

それが彼を苦しめたのかもしれません。


やりたい職業をあきらめ、仕方なしに親の会社を継がなければいけなかった。


それが彼をギャンブルに引きこんだのではないのでは?と思ってしまうのです。