ここ数年、冬になる度に「アイスホッケーやりたい!」とお願いする末っ子。
今日、その願いが叶いました。
今年の春になってやっと、転びながらもスケートできるようになった末っ子だったので、お願いをされる度「ホッケーやりたいのなら、まずスケートがうまくならないとね。」と言い聞かせてきたのですが、実はホッケーはお金のかかるスポーツだというのもあって、ためらっていました。
ところが、今年の春頃、うちの教会で地元のクリスチャンホッケーリーグに参加している子たちの親から、スケートできない子でも参加できる(やってるうちに滑られるようになるから)ということを聞き、しかも費用も何千ドルとする一般のリーグと比べると、およそ$500ドル(年間費)だというので、早速登録しました。
ホッケーが今日土曜から始まるとわかると、末っ子は今週、毎日のように、箒とワンコちゃんたちのおもちゃのボールでホッケーの練習をしました。「chewball hockey」と名付けて、私まで練習に付き合わされました。そして、今日までのカウントダウンも怠らずしてきました。
うちではホッケーに参加のは初めてなので、(ものすごい数の)ギアを揃えることからして、混乱を感じました。上半身を保護する肩パット、肘パットにすねパット、中に着るスポーツインナーレイヤー、その上に穿くジャッキー、ジャッキーの上に穿くホッケーパンツ、靴下に毛糸のすねカバー、ヘルメット、マウスガード、グローブ、スケートにスティック… ホッケーのギアってすごく多い!ホッケーバッグがあんなにも大きいことが納得できました。
今日もリンクに到着し、控え室で着替えさせる時、どの器具からつけるのか、ちんぷんかんぷんで、チームメイトたちの親がどれを先につけて、どのようにつけているのか、カンニングしながら、慣れない手つきで夫と二人掛かりでようやく終わらせることができました。正直、こんなに着込んでちゃんと動けるのか、ちょっと疑問でした。
今年の三月以来、滑っていない末っ子、リンクに入って間も無くやはり転んでいました。他にも転んでいた子があっちこっちにいたので、微笑みながら見ていました。息子が一番滑れないのは一目瞭然でしたが、この気楽な雰囲気がありがたいです。
のろのろとアイスの上を「ナマケモノ」のように動いていた末っ子も、20分くらいもすると、転んでも立ち上がるのが早くなっていたり、滑るスピードも転ぶ頻度も改善が見られました。子供ってやっぱりすごいですね。ピックアップが早い!
20分の練習の後、25分のゲームが始まりました。最初はベンチで待機の末っ子、交代のブザーがなると、リンクに出て行きました。ちゃんとパックを追いかけてはいたのですが、パックに近づいたかと思ったら、今来た方向に打ち返されたり、まだゲームのスピードにはついていけなかった末っ子でした。それでも、ギブアップせず、交代のブザーが鳴るまで、転んでは起き上がり、一生懸命にチームメイトについていこうと頑張り、二回もパックを打つことができました。
一人だけちょっと置いてけぼりになってた末っ子だったので、「ホッケーは思ってたより楽しくない」と思ってたりして、とちょっと心配でしたが、「楽しかったぁ!」そうなので、良いスタートを切ることができて、母もホッと一安心。これからの成長が楽しみです。
背番号11の末っ子