いに初投稿!

「新企画始めます!」と宣言したのは

いつのことでしたっけ?

と覚えていないほど時間が経ったような気がします。


数週間前にひらめついた、

「本の感想を綴る」という企画。

ようやく初投稿にたどり着きましたぁ。





さて、本題ですが、去年から今年にかけて

上の息子達に色んな変化が見られるようになりました。

背がだいぶ伸びたり、情緒がちょっと不安定になったり、

部屋がすごく散らかるようになったり、態度が悪かったり、

思春期突入のサインが少しずつ見られるようになったのです。



この間、長男のシュンが横に立っていて、

気づいたのですが、

なんと私の頭の真ん中くらいまで

背が伸びていました!いつの間に?

ってビックリしました。肩までは覚えていたのですが、

肩を越えられたのには気づきませんでした。えへへ…


それだけではなく、最近は

シュンの高機能自閉症の症状が前より目につくようになり、

考えてしまうことが多い自分に気づいたのです。


前のブログでも何度か触れましたが、

シュンは高機能自閉症と診断されました。

症状は大きくなるにつれ、

だいぶ改善されてきたので、

そのせいもあって、普段の生活では

シュンの障害を忘れがちです。


今のところ、生活に支障なく暮らしていますが、

最近、なぜかいろんな症状が私の目には目立つようになったのです。

例えば、場合と状況の把握がきちんとできない。

私が運転中、助手席でコミックを片っ端から読んでくれたり、

(私が聞いていないのにも関わらず)、

「運転に集中できないから、そこでストップ。」

と言っても、

「オッケー。」と言って、続けて読む。ウキャー!



夕食支度中、台所で忙しく動き回る私の後をつけて、

コミックを読んで聞かせてくれたがったり、

ただずっと話をしたり、と状況が読めずにいます。

説明しても、「シェアしたい衝動」がおさまらないので、

やめることが非常に難しい。苦笑


シュンは想像力豊で、沢山のアイディアを持っていて、

色んな事をやりたがるけど、ほとんどが実用的ではない。

リアルには無理なことばかりを提案してきます。


小さい頃だと、「まだ小さいから」と

あまり気にせずに来られましたが、

やはり、子供から大人の世界に変わる

この境界線のど真ん中にいるこの時期に

どんな風にガイドしてあげればいいのか、

ちょっと戸惑い始めました。



そんな気持ちから本を探し始めたら、

「That's My Teenage Son ~ How Moms Can Influence Their Boys to Become Good Men」
                         
 これ↓


という本を目にし、去年だったと思いますが、

「That's My Son ~ How Moms Can Influence Their Boys to Become Good Men」

これ↓


という本を読んでとても力づけられ、

男の子の世界が前よりはよく分るようになったのを思い出し、

迷わず購入しました。

ですが、本が届いてから本棚に置きっぱなしで、

今日ようやく取り出して読み始める事ができたのです。


前置きがとぉ~ても長くなりましたが、

イントロの章では、

思春期は心身ともにいろんな変化が起きるということのリマインド、

そして、息子達の人格の形成に

とてつもない影響ができる機会が

沢山ある時期でもあるということ、が書かれてありました。


これには希望が湧いてきました。キャッ☆

セカンドチャンスをもらった気分です。ルンルン

今までの子育てで失敗したこと、やりそびれたこと、

などなど、違う形で再挑戦できる!

挫折を感じて来た私にとっては嬉しいニュースでした。


そして、やはり、この時期は

「上手な子離れ」「適度な子離れ」が

キーポイントのようです。


更に、一番最初のページにティーンエイジャーの男の子の描写があって、

(母親としては好ましく思わない図ですが)

これを「現状」で「正常」だ

と受け止めるところからティーンエイジャーの子育てが

始まるのではないだろうか、と考えさせられました。


言い換えれば、この時期では何が

普通で正常なのかを知ることによって、

子供に求めることも違ってくるし、

何に焦点を置いて導いていけばいいのかが

もっとはっきりしてくるのではないかと思うのです。


例えば、散らかっている部屋。

もちろん、放っておくのはやはりどうかと思うのですが、

(身の回りの世話がきちんとできるのも

大事なしつけの一部だと思うし、ちゃんと身につければ、

将来、奥さんとこのことでけんかするのも省けられるし。笑

必要以上に整理整頓にこだわるよりも、

この時期ではよくあることとあまり気にせず、

代わりに子供との関係に焦点をおく方が大事だと思うのです。


問題を起こしたならば、

「なぜ、そういう行動に出たのか」

と理由を探し出し、そういう行動の裏にある

心を理解できることに焦点をおく。

など、この時期は特に

「心の目で子供の心を見る努力をしなければ」

と思いました。

目標は表面にある行動ではなく、

奥に隠された心なのです。


忙しい毎日を過ごす親にとっては

更に時間、体力、精神力を要することですが、

それでも、費やした分以上に報くわれる、

賢明なインベストメントだと私は信じています。


シュンの場合、一般的な思春期のティーンエイジャーと

ちょっと違うかもしれませんが、この時期の敏感な気持ちに

ちゃんと気づいてあげなければ!と思いました。


思春期という荒波に一歩一歩近づいていますが、

息子達の心がきちんと岸に固定され、

波が静まった後で岸にもどって来られるように、

母として何ができるか、心で子育てしたいと

改めて思った今日この頃でした。