joy tree 「喜びの樹」の由来についてちょっと語ろうと思います。

「喜樹」(シースゥ)は私の生まれ故郷、日本の京都のような歴史のある町、台湾の台南の市外にある小さな村。名前の意味とかあまり深く考えた事なかったけど、(実は田舎臭い響きだなぁってイメージの方が強かった)素敵な名前だなぁって去年思いました。

「喜びの樹」まさに名前の通り、その小さな町に私は全部で5年くらいしか住んだことなかったけど、(記憶にあるのは1、2年くらい?)私の中では喜び溢れる町。おばぁちゃん、おじいちゃん、沢山の親戚との思い出がある町。8歳で日本に移民してからは年に一度冬休みに祖父母に会いに台湾に帰っていたので、その毎年恒例の一大行事を小学校の私と妹は毎年何ヶ月も前からカレンダーを作ってカウントダウン。台湾でもおばぁちゃんは一ヶ月も前から布団を取り出して干したり、私達を迎える準備を始める。一年で一番の楽しみ。

その楽しい、喜び溢れる一ヶ月が終わる日には、いつも汽車の中から駅のプラットホームで私達に背を向けて泣いているおばぁちゃんの姿にさよならする。その姿は30年後の今でも私の脳裏にはっきりと焼き付いていて、思い出しただけで涙ぐんで来る。

8歳から台湾を離れ、その後も日本国内を二カ所、そしてアメリカに渡り、今はカナダと各地、各国を点々としてきた私だけど(おかげで故郷がいっぱいできた)、故郷、家族を想う気持ちを大切にしたいっていう気持ちから「喜樹」をこのブログのタイトルとしました。それに、自分、そして3人の息子が周りの人に喜びを与えられるような人に成長したい/してほしいという願いも込めて、ブログのタイトルとして「joy tree 喜びの樹」がピッタリだぁってなった訳です。

書いててまた恋しくなってきちゃいましたぁ! 台湾に旅行する機会のある方には是非台北で留まらず、台南 を訪れてほしいですね。美味しいものいっぱいあるし!