映画<6歳のボクが、大人になるまで>を観に
久しぶりに東京は日比谷まで、お出掛けしてきました♪

いやあ 朝起きたら寒かったんですよ、昨日。
一旦は行くの止めようかなと思ったんだけど、つくづく行ってよかったです!


とにかく、これ

チェック 同じキャストで12年間撮り続けた映画史上稀にみない作品
チェック 「恋人までのディスタンス」のイーサン・ホークが出てるって


くらいの情報しか知らずに、あとはもうこれは多分自分好みかもという直感で
「映画館上映が終る前に観に行かなくちゃ」と思ってたのですが、結論から言って
わたしの想像を遥かに超えた素晴らしい作品で大満足でした★★★★★


まさにチラシの写真どおり
6歳のボクことメイソンが寝そべっているシーンから始まるんだけど

早々のシーンから流れた曲が、まずコールドプレイの「Yellow」
続いてシェリルクロウ「Soak up the sun」

なーんて懐かしい!
2000年代前半の曲のオンパレードだわあ・・・なんて思いながら観ていたのですが
この映画、そもそも撮影スタートが<2002年>なんですね!

(まあこれに限らずあらゆることは帰宅後に判明しまして^^;)

<撮影年数12年>の情報ばかりが先行して、具体的にはいつからいつまでとは
知らなかったんですが、2002年~2013年の12年間が撮影期間だそうです。

シェリルのこの曲がまさに2002年発売ですから、ちゃんと曲も同時期のものが
選定されているということですね。当然と言われればそうなんでしょうが
改めてほんとーーーーーーによく考えられてますね、この映画!



【前評判を制するものは、興行成績を制する】でしょうか、
とにかく <同じキャストで12年間撮影なんて画期的!> と、観客に植え付けた
事前の話題性はピカイチだったと思います。


でもいざ観てみると・・・ これがこの作品の最高に面白いところだったのですが
この映画が一番観客に伝えたかったメッセージは<いま、この瞬間>ということだったんです。

それを、観る者の心に前情報で植え付けておいた
<12年>という数字から感じさせる時間の長さと対比させるかのように。


それは最後のこのシーン↑ 18歳のメイソンが
カレッジの同級生たちと夕暮れの景色を見に散歩に出かけた先で、
女友達が口にすることで明確化されている、なんともニクイ演出なんですが

「どうして皆「今この瞬間を逃すな」って言うんだろうね。
      わたしはね、どうしても逆のことを考えてしまうの・・・」


という彼女に、大人になった青年メイソンが

「僕もそう思う。
     全ては今この瞬間の積み重ねなんだ」


と答え、まったりとそして若かりし日のほんのりとした甘さを湛えながら
夕暮れの今この瞬間が過ぎゆく~ The END となるわけです、 くー ニクイね!



人生はいつだって <今、今、今> の積み重ね
それは小さな移ろいを数々重ねながら、瞬く間に過ぎゆくもの・・・


【人生、振り返るとあっという間】という<時の短さ>に対するメッセージは、
お母さんのパトリシア・アークエットが自分のもとを巣立つ息子メイソンを前に涙しながら


「結婚・出産・離婚、子供二人とも大学に入れて 
     これで私の人生はあっという間に終ってしまうのよ」

と吐き出すあたりでも表現されていて
とにかく私は終始、前情報で観客に植え付けたこの映画の<12年という長さ>を
いい意味でひっくり返しながら上手く利用しているなと感じながら観ていましたよ。


お姉ちゃんのサマンサこと
ローレライ・リンクレイターもあれよあれよとステキ女子に^^


なんと監督リチャード・リンクレイターの実のお嬢さんだったとは知りませんでした^^;


そしてそして
イーサン・ホークがもうすっかりナイスミドルエイジになっている件!!!

 
いやあ最近韓国ドラマばかりだったから、
久しぶりみかけて軽くびっくりでした。


奥さんと別れてアラスカに旅立ち、週末は子供たちに会いに来る。





本当は音楽がやりたいけど、生きていくためにはと保険関係の職に。
それでも子供には 「パパ仕事してる?」 といわれるほど、どこか軽い。
でも子供たちを心から愛してる。
そして子供たちも心のよりどころにしている実の父・・・

学校の先生が何と言っても「オバマだけは信じるな」という時期もあったのに
のちにオバマの看板を立ててまわる父とか、面白かったですね。
(どっかにあのヨソのお宅の他の代表者を支持する看板を引っこ抜いてた写真ないかな?)

この映画、人の変化は最初から視野に入れて撮っているんだけど
時代や社会背景の変化は必ずしも意図したものではない、
後から自然についてきた要素だと思います。

意図したものではないけれど、結果的に社会の変化や街の景色の移ろいなど
背景共々その変化をカメラがしっかり捉えたというところにまた面白さがあったと思います。


それからわりとイーサン・ホークのプライベートとも重なってるんですね、この映画。
カレ自身テキサス出身、この映画の撮影開始時期に
別れた奥さんユマ・サーマンとの子供が生まれて
「この映画の子供たちの成長を見ながら自身の子供の成長をイメージした」そうです。
そしてリアルでもオバマさんの支持活動してたとか、ウィキペディアに書いてある・・・


まあ、とにかく楽しかった!!

珍しくDVDが欲しいと思う一作です。もう一度ゆっくりみたいですね。
特に小物遣いも気になるものが多かったです、インテリアやテーブルウェアとか。
こういうのを一時停止しながらゆっくりチェックしたいな~♪