UEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ第4節が8日に行われ、日本代表FW南野拓実の所属するB組首位のザルツブルク(オーストリア)は敵地で最下位ローゼンボリ(ノルウェー)と対戦し、5-2で勝利した。スタメン出場した南野は前半にハットトリックを達成し、今大会4得点目を記録。後半33分に交代するまで攻撃をけん引し続けた。次節は29日に開催され、開幕4連勝のザルツブルクはセルティック(スコットランド)、4連敗のローゼンボリはライプツィヒ(ドイツ)といずれもアウェーで対決する。

 前半は南野の独擅場となった。前半6分、バイタルエリアでボールを受けるとDFを1人かわし、PA内右で2人目を抜き切る前に右足で股を抜くシュート。これがゴール左に決まり、先制点を挙げた。

 前半20分にはハーフウェーライン付近のMFアンドレ・ラマーリョからの対角線のロングボールに南野が反応。2人のDFを振り切ってPA内左に抜け出し、ノートラップから左足のインサイドキックでゴール右に流し込んだ。

 さらに前半37分、右サイドのDFシュテファン・ライナーからの折り返しをFWフレドリク・グルブランセンが右足で叩き込み、3-0とする。

 ザルツブルクの猛攻は止まらず、前半45分にはグルブランセンのワンタッチパスをPA内左で受けた南野が左足でシュートを放つ。GKに止められるが、こぼれ球を自ら右足で押し込み、ハットトリックを達成。今大会4ゴール目とし、前半でほぼ勝負を決定づけた。

 ザルツブルクは後半7分にローゼンボリのFWサムエル・アデグベンロに1点を返されるが、同12分に南野がまたしても仕事を果たす。DFの間を取ってMFアマドゥ・ハイダラの縦パスを引き出すと、PA内中央で2人に挟まれるが、相手のクリアボールがネットを揺らし、オウンゴールを誘発した。

 ローゼンボリは後半17分、デンマーク代表FWニクラス・ベントナーが左45度から右足でシュートを打ち、MFミケ・イェンセンに当たったボールがゴールへ。2失点目を喫したザルツブルクだったが、その後の反撃を許さず、5-2の快勝を飾った。

 

28日のリーガ・エスパニョーラ第10節、カンプ・ノウを舞台としたバルセロナ対レアル・マドリーのクラシコは、5-1でバルセロナが圧勝した。


ジダン監督、クリスティアーノ・ロナウドが去り、その影響もあって今季不調に陥るレアル・マドリーはロペテギ監督の首がかかった試合。一方のバルセロナはメッシが右ひじ骨折で欠場したが、ミッドウィークのインテル戦で同選手不在でも会心の勝利を果たすなど好調を貫く。だが、もしカンプ・ノウで行われるこの伝統の一戦を落とせば両チームの状況を逆転し、ロペテギ監督が救われ、バルベルデ監督が疑問視されることになる。何かしらのきっかけを生み出すのが、このスペインのクラシックマッチ、クラシコなのである。

前半は、好不調のコントラストがはっきりとしていた。試合の主導権を握ったのはバルセロナ。インテル戦同様に前線にラフィーニャ、中盤にアルトゥール・メロを配置する4−3−3のシステムを採用したホームチームは、左サイドのジョルディ・アルバの鋭いオーバーラップを起点としてレアル・マドリーを蹂躙した。

バルセロナが先制点を記録するのは自明の理だった。そのときが訪れたのは11分のこと。左サイドを突破したジョルディ・アルバがレアル・マドリーのDFラインを十分に下げてからグラウンダーのクロスを送り、ペナルティーエリア内右にフリーで侵入したコウチーニョが左足でボールを押し込んだ。

対して、バルセロナ同様に4−3−3を使用するレアル・マドリーは、その後もJ・アルバへの対応に苦慮。攻撃に以降しても、イスコ、ベンゼマ、ベイルの3トップは効果的な連係を見せられない。そして28分、ルイス・スアレスが後方からヴァランに倒されたとして、バルセロナの面々がPKを要求。そしてプレーが切れた後、サンチェス・マルティネス主審は画面で確認して、PKであることを認めた。バルセロナはL・スアレス自身がキッカーを務め、枠内右にシュートを突き刺している。前半は2−0で終了した。

ハーフタイム、ロペテギ監督はL・スアレスにPKを与えるなど精彩を欠いていたヴァランを下げてルーカス・バスケスを投入。カセミロを一列下げてセルヒオ・ラモス、ナチョとともに3バックを形成させ、マルセロ、L・バスケスを中盤に配置する3−4−3にシステムを変更した。

レアル・マドリーはこの采配から一気に勢いづき、50分にマルセロが3試合連続となるゴールを記録。イスコがペナルティーエリア内に送ったボールをラングレがクリアし損ねると、そのこぼれ球に反応したブラジル代表が胸トラップからゴールを陥れた。レアル・マドリーの勢いはその後も衰えず、56分にはモドリッチが右ポスト直撃のシュートを放った。

バルセロナも負けじと反撃に出て、61分にはL・スアレスがポスト直撃のシュートを放つ。しかし、その後もレアル・マドリーの攻勢は続き、68分にはL・バスケスのクロスからベンゼマがヘディングシュート。これは惜しくも枠を外れている。劣勢を受けたバルベルデ監督は69分、ラフィーニャをセメドに代えて守備を強化。さらに74分には先制点を記録したコウチーニョもピッチから下げて、デンベレを投入している。

そして75分、バルセロナがカウンターから試合の行方を決定づける3点目を決めた。ペナルティーエリア手前右までボールを持ち込んだセルジ・ロベルトの意表を突くタイミングの浮き球にL・スアレスが頭で合わせ、GKクルトワを破った。さらなるビハインドを負ったロペテギ監督は、77分にベイルをアセンシオに代える。また、その3分後にはマルセロが筋肉系の負傷でプレー続行不可能となってしまい、その代わりにマリアーノを入れた。

だがレアル・マドリーが何をしようとも、もうバルセロナの勢いは止まらなかった。82分にはセルジ・ロベルトのボール奪取からL・スアレスがハットトリックとなるゴールを奪取。さらに87分には、直前にアルトゥール・メロとの交代で出場していたアルトゥール・ビダルが、デンベレの折り返しからヘディングでダメ押し。バルセロナは、レアル・マドリーにとっては屈辱でしかないマニータ(5本指、すなわち5得点を指す)を達成した。

試合はそのまま終了のホイッスルが吹かれ、バルセロナは今節も首位を維持。9位と低迷したままのレアル・マドリーは、ロペテギ監督の解任はほぼ決定的となっている。

■リーガ第10節
バルセロナ 5−1 レアル・マドリー

■得点者
バルセロナ:ジョルディ・アルバ(11分)、ルイス・スアレス(28分、75分、82分)、ビダル(87分)

レアル・マドリー:マルセロ(50分)

 

ハイライト動画

https://soccer-douga.com/douga/39375/

 

スアレス、ハットトリック!

メッシがいなくて、5-1って。

バルサが強いのか、レアルが弱いのか?

 

AFC U-19選手権インドネシア2018・準々決勝が28日に行われ、U-19日本代表とU-19インドネシア代表が対戦した。

 立ち上がりから試合の主導権を握った日本は11分、久保建英のFKに橋岡大樹が頭で合わせてネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。15分には藤本寛也が足を痛めてしまい、代わって斉藤光毅が投入された。

 試合が動いたのは40分。敵陣高い位置でパスを受けた左サイドバックの東俊希がやや距離のある位置から思い切ってミドルを狙うと、強烈なシュートがゴール右上に突き刺さり、日本が先制に成功した。

 後半は豪雨の影響もあり厳しい展開を強いられた日本だったが、70分に追加点を奪う。エリア内右に抜け出した久保が中央へ絶妙なパスを通すと、これを受けた宮代大聖のシュートが決まり、リードが2点に広がった。

 その後は日本が優位に試合を進め、3点目こそ奪えなかったもののインドネシアに反撃を許さず、このまま2-0でタイムアップ。開催国インドネシアのファン約6万人が集まった完全アウェイの一戦を制した日本が、来年ポーランドで開催されるU-20ワールドカップの出場権を獲得した。

 日本は11月1日に行われる準決勝でサウジアラビアとオーストラリアの勝者と対戦する。

【スコア】
U-19日本代表 2-0 U-19インドネシア代表

【得点者】
1-0 40分 東俊希(日本)
2-0 70分 宮代大聖(日本)

【スターティングメンバー】
U-19日本代表(4-4-2)
谷晃生;東俊希、小林友希、橋岡大樹、菅原由勢;齊藤未月、伊藤洋輝、藤本寛也(15分 斉藤光毅)、安部裕葵(65分 田川亨介);久保建英(90+3分 瀬古歩夢)、宮代大聖