数日前に熱を出して寝込んでしまったのですが、それ以降体調が芳しくありません。

ここも更新したかったものの、帰ったらすぐ横にならないと倒れそうだったもので、なかなか更新できていませんでした。

昨夜も夕食後に吐いてしまいましたし、体は動くものの、あくまで動くだけ、と言った感じです。

体調回復には何が効くんでしょうか…

咳も熱も無いのになぁ。


 さて、先日中国国内において、中国の歴史教育批判をして発行停止になった雑誌があったのを皆さんご存知でしょうか?

結局その雑誌は復刊は認められたものの、批判記事を掲載した当時の編集長は左遷される結果となり、中国の閉鎖的体質がまざまざと見受けられる一件でした。


 それが発端、というわけでもないようですが、情報統制に当たる「宣伝部」という部門の廃止論が国内各地より噴出している模様 です。

経済特区など、様々な「自由主義」的な経済体制を導入して急速な経済成長を遂げている中国ですが、導入に伴って当然「自由主義」な思想等も流入してくるわけです。

経済成長は欲しいが、その他の余計なもの(「自由主義」的な思想ですね)は要らない、というのが中国指導部の偽らざるところでしょうが、一般市民がそう思う道理があるはずがありません。

普通は抑圧よりも自由を求めるものですからね。


 とにかく、余りの言論統制の厳しさに対し国内から疑問を突きつけられた形になった中国共産党ですが、参照記事からすれば、強硬姿勢をあくまでも崩していない様子です。

貧富の格差の拡大など、国内矛盾と不満が高まる中での新たな抑圧策のようですが、今後中国はどのような方向に向かっていくのでしょうか。

もはや「反日」だけでは国内のガス抜きは難しいように思われるのですが…


 と、書いていてふと「徳川幕府」に似ているな、と思いました。

キリスト教はいらないけれど、西洋の進んだ知識だけは欲しいと願った徳川幕府。

ほぼセットになっているものを分離しようと願う、その徹底した取捨選択ぶりはそっくりのような気が。

徳川幕府は「外圧」によって内から崩壊したわけですが、中国は体制を維持していけるのでしょうか。

いくら強固な箱でも、いつかは内圧に耐え切れずに破裂するときが来てしまうと思うのですが、皆さんはどう思われますか?