地味なイメージしかなかったトリノ五輪ですが、いざ始まってみると報道やニュースは五輪一色になってしまいました。

メディアの力って恐ろしいな、と思う反面、ニュースをネタにする事が多い私はネタ不足に困ってしまいます。


 さて、先日イスラエルがイラン核施設の攻撃も辞さない構えである、というニュースをお伝えしましたが、紛争大好き(?)なアメリカも同様の計画を持っている事が判明 した模様です。

アメリカとイスラエル、一体どちらが先に手を出すんでしょうか。

イラクとアフガンで手一杯かとも思いましたが、ブッシュ本人はまだまだやる気満々みたいですね。

問題は、本人にやる気があってもアメリカ世論がそれを許すのかどうかと言うところに尽きるわけですが。


 宥和政策が確固たる意思の前には無力である事は、二次大戦前の英仏の失敗からしても明白です。

しかし、宥和政策の反語が武力行使であるわけでもなく、そういった意味ではアメリカのやり方はいささか粗暴であると言わざるを得ないでしょう。

「武力行使は外交に失敗したときの最後の手段である」とはクラウゼヴィッツ(戦争論の著者)の言葉です。

要は、戦争は外交の中でも下策であるということですね。

もっとも、これは平和志向の国が戦争をする場合のお話。

アメリカの場合は、外交的に行き詰ってしまったので武力を使おうという流れではなく、武力行使が前提だが、大義名分を得るために外交をしているようにしか思えません。

こんなやり方が遅かれ早かれ失敗することは、戦争志向のヒトラー氏が実証しているはずなんですが…


 案外チャベス大統領のブッシュ批判 は的を得ているのかも知れませんねぇ。