今回の選挙は、結局与党が全議席の2/3以上を持っていってしまうという歴史的大勝利に終わりました。

この数字はすなわち、どんな法律でも、例え憲法改正について(勿論その後には国民投票が控えていますが)でも与党の思うがままになるという数字です。

前回300議席を超える大勝利と書きましたが、正直ここまでの議席を獲得できるとは思いませんでした。


 要するに、好き放題出来るという訳ですよね。

実際、国民もここまでの大勝を収めると思っていなかったらしく、選挙後のアンケートでは自民党の暴走に対してある程度の危機感を募らせているよう です。

それでも61%の高支持率をたたき出しているということは、「国民が望むようにちゃんとしてくれるのであれば、支持します」ということの表れに他ならないと思います。

小泉氏の最大の強みは「国民の支持が得られている」ということです。

選挙で彼の立場を強化したのが我々であるのであれば、彼が誤った方向に走りかけた場合、ストップをかけるのも我々の責任になります(影響力ある野党が存在しませんから!)。


 本来の民主主義の原則に回帰したともいえるこの状況ですが、一歩間違うと冗談抜きでこの国はすごい方向に向かっていってしまいます。

彼がこの国の舵取りをする間、我々は野党の代わりとして、しっかりと小泉自民党を見張っていかなければなりません。

駄目なものにははっきりとNOと。

高支持率が最大の武器となっている小泉氏に対しては一番有効なやり方ですからね。