ある精密機器メーカーの社長さんが、
Aという社員を降格させるべきかどうか
迷っていました。
「A君は、正直なところ、やめてもらった
ほうがありがたい。
ただ心配なのは、周囲の社員がどう感じる
か、それと法律的に大丈夫か、生活給の面で
大丈夫かだ。」
降格者はなるべくならだしたくないという
のはどこの会社さんでもそうではない
でしょうか。
そのため、
降格基準を満たしていても、降格させない
ケースも時々見かけます。
人間には情というものが出てくるためです。
でも
そのまま放置しておけば、他の社員からは
なぜ会社は放って置くのだろうと
秩序が保てなくなります。
なので、
他の社員の見せしめのために、
泣く泣く降格を言い渡す
ことをしたりします。
でも・・・
あとからあとからぽつぽつと降格対象者が
出て来ます。
なかなか風土が良くなりません。
会社は冷たいといった雰囲気が蔓延しがち
です。
問題は、
降格対象者が出てくるのを防げていない
ことです。
なぜ防げないのかというと
“降格対象者の気持ちを理解していない“
ためです。
こう書くと、会社はいちいち降格対象者の
気持ちを理解なんてしている余裕はないと
いう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そう思っている限り、会社の風土は
良くなりません。
降格対象者が上司の言葉で心を動かされる
ことはありません。
だから降格対象者に何をやっても効果が
ありません。
なので、
・降格対象者の心理をまず理解する
・その上で手立てを講じる
ことが今後とるべき方向性と思います。
これらをすることで
降格対象者が心を開くようになります。
何を考えているのかわかるので、的確な
手を打てます。
人が成長する喜びを実感することができ
ます。
やめてもらったほうがありがたい社員は、
どんな気持ちでいるのか把握することに
意識を向けましょう。
そのことを心掛けた会社があります。
その甲斐あってか
ひきこもりで対人恐怖症の人間が
営業成績4年連続No1になりました。
まず初めの一歩は、ひきこもり君に対する
見方を変えたことです。
そこが出来るようになると、降格対象者は
一切出てこなくなります。
それでもまだ降格させますか?救いますか?