「今日」という日を覚えていたい

「今日」という日を覚えていたい

今日、一番印象的だったことの記録です。

昨日、阪神タイガース。

 

今年度レギュラーシーズンのテレビ放送最終日だった。

 

 

 

今年は、何だかタイガーズが強いらしいと耳にしてから

 

テレビ観戦が増えた。

 

 

 

何だかとても心勇気づけられた。

 

 

 

飛びぬけたスター選手はいない。

 

だけど、

 

一人一人が必死で自分ができることを

 

やり切っている。

 

 

 

私は近本光司選手のバッターボックスでの美しい構え、

 

集中力、盗塁を狙う動物的な躍動感、

 

丁寧な捕球など、とても素敵だと思うけれど、

 

投手の中継ぎ陣、島本投手、桐敷投手、石井投手、加治屋投手、及川投手、岡留投手など

 

一見地味だけど、心臓が飛び出るほど緊張する場面で出てきて

 

「投げ切る!」「守り切る!」投球にしびれる。

 

 

 

クローザー岩崎投手は、

 

その「守りと攻めの投球」にすべてをかけた人間の

 

尊さに頭が下がる。涙が出る。

 

 

 

シーズン全イニング出場の中野選手、大山選手、

 

心と体の持久力とできることをハイレベルでやり抜く姿、

 

いろいろ言われる中、跳ね返すように打撃成績を上げていった佐藤輝明選手、

 

小学生の時の同級生にちょっと似た

 

何だか泣きそうな表情でヒットをたくさん打つ木波選手、

 

とっても真面目で、本来の実力が出せていないように見えて

 

優勝後に1試合2ホーマーを放ったノイジー選手、

 

梅野捕手、坂本捕手、

 

代打の糸原選手、原口選手、渡邊選手、ミエセス選手。

 

 

 

バッターボックスで、最初に必ず下唇を噛んで

 

マインドを強くしているような1年目の森下翔太選手、

 

高卒1年目ながら、「こんかい!」という気迫を全身にみなぎらせて

 

もっと強くなりたいと涙を流した前川右京選手。

 

 

 

そして、

 

「アレ」という心を楽にすることばと、

 

フォアボールの値打ちの浸透、

 

的確な守備のコンバート、

 

結果に向かってスパッと決断する試合作り、

 

ベンチで飴をなめながら

 

何やらむにゃむやお顔が揺れて動いている

 

岡田監督。

 

 

 

ああ、書き切れない。

 

 

 

今日言いたいことは、

 

それぞれが悩みやプレッシャーに耐えて、

 

マウンドで打席で、プレー全体で力を出そうとする

 

野球選手が心から大好きだということ。

 

 

 

小学生から中学生まで

 

5年間ソフトボールをやって本当によかった。

 

野球漫画をたくさん読ませてくれた父に感謝する。

 

 

 

 

私は来年還暦を迎えるけれど、

 

父母が逝き、子育ても終えて、

 

人生のレギュラーシーズンが終わった気がしている。

 

 

 

これからどう生きようか、テーマを探していたけれど

 

野球を見てひらめいた。

 

 

 

これから15年は、人生のクライマックスシーリーズだ。

 

その後にくる日本シリーズを迎えるまで、

 

まだまだ、人生の試合は続く。

 

孤独な時、体調の悪い時、悩むとき、自信がなくなるときも

 

人生のバッターボックスに立ち続けよう。

 

できることを、丁寧に積み重ねて、

 

人生を楽しもう。