前回の記事の続編です。
複数の美術展示を鑑賞したおかげで、
思わぬ気付きがあったり、自分の中でリンクしたりして新たな観点を見つけたりすることができました。
!(‐^▽^‐)/


例えば。前記事でご紹介した、安野光雅氏の「御所の花」展で観た、ひまわりの絵。
阪神大震災にゆかりのあるお花らしいのですが、よく華やかで鮮やかに描かれるヒマワリひまわりとは全く趣が違っている、どこか素朴で、柔らかい色彩の水彩画でした。


ちょうどその後、他の美術画廊でこの方の作品群を拝見しました。

中島義行氏 油絵個展
スペイン・マドリード在住。現地の美しい色彩や風景、民族衣装をまとった女性画などをあざやかに、力強く華やかに、写実的に描かれています。
ここで出合ったひまわりは、とても情熱的で華やかな感じでイキイキと描かれていました。


その二つのひまわりのコントラストが、あまりにも趣深くて。
どちらがどうとかではなく。。双方を同日に観たからこそ感じるもの左矢印ココがポイント!
(上手く伝わるでしょうか。。私のいいたいコト。;)

では、最後にもうひとつの美術展を。
こちらも同日にとある美術画廊で観たものです。

篠原貴之氏 水墨絵画展

もうお気づきの方もいらっしゃるはず。
そう。水墨画ではないんです。水墨絵画。

墨(すみ)を使って洋画紙に描く。
だから水墨画とは違った絵画になる。  目目からウロコ。。な感じ。
(海外の風景作品などを見ていると。。モノクロの水彩画?なんて思ってしまいます)

水墨画という東洋独自の伝統技法を使いながらも、西洋と東洋の垣根を取払った自由な視点で、現代の感性にフィットした水墨画の世界を創りだす。(HPのプロフィール文より抜粋)
~~西洋と東洋の垣根を取り払った~~ いいですね~~。ニコニコ
(喜子の個人的な生涯研究テーマ(East and West...)にもリンクしておりまする。。)



二つの、対照的な価値観や表現。それを重ね合わせたときに見えるもの。感じるもの。
新たに見つけられるもの。

そのことを今回の複数展示鑑賞を通して、改めて気づかされました。

そしてもうひとつ。大事なこと。
今回はメジャーな美術館での特別展ではなく、、
比較的中規模な展示であったり、美術画廊での個展をいくつか廻りました。
大多数の方向きではないテーマや作品、作家の方々だからこそ。
期待を大きく外すほどの気付きや感動を与えてもらえるのだな。と。

好き嫌いは、もちろんあって、いい。

ただ、どんな芸術作品にも
何かキラキラキラリと光る、いいもの(長所)がある。
そこをもっともっと着目して取り上げていきたいです。

個人的には、自身の先入観にとらわれないように。。と思いました。

人付き合いにも、きっとそれは応用できるよね。ニコニコ

つい数ヶ月前までは、関心すらなかったのに、、。
私のココロの目を開いてくれた。様々なアートたち。
そのことを教えてくれた、芸術に詳しいお友達の皆様。
世界を広げてくれて、本当にありがとうございます。ドキドキ