夫と私、歳は２つしか違わないけど、育ってきた国が違うので、なかなか懐かしの思い出を共有することは少ない。

子供の頃に聴いた曲も違う。

時々スーパーマーケットや居酒屋で懐メロがBGMでかかっていて、私は、あー懐かしい！と思うけど、夫にとっては知らない邦楽。

おふくろの味も違う。

私にとっては母のつくる煮物だったりお味噌汁だったりがほっこりする味だけど、

夫にとってはシェパーズパイやローストビーフ、マッシュポテトが家庭の味。

そんな私たちが週末一緒にスーパーマーケットに行き、同時に「これは！」と言ってしまったのは、森永のアイスクリーム、ヴィエネッタ！

今となってはおいしいアイスクリームもたくさん知ってしまったけれど、子供の頃はヴィエネッタはちょっと特別なおやつで、冷凍庫に入ったあの四角いアイスケーキを母が包丁で切り分けてくれる時、ワクワクしたものでした。

ヴィエネッタはイギリスでも人気で、夫の家庭ではあまり買わなかったそうだけれど、友達の家に遊びに行くとよく出てきて、うれしかったんだそう。やっぱりあの四角い形状で、その形とパリパリしたチョコレートがすごく魅力的だったんだ、と。

2人で検索したところ、1982年にオランダのユニリーバのイギリスにある子会社で作られ、日本には1983年に輸入されはじめたようですね。

私はてっきり森永（当時エスキモーだった）オリジナルのものかと思っていたんですが、そんな国際的なものだったんですね。

今ではカップに入ったヴィエネッタがあるんですね。

あの懐かしの箱入りの四角いのは売ってなかったので、カップ状のものをひとつずつ買って帰り、夕食後のデザートに。

パリパリしたチョコレートの食感がおいし懐かしい！

と珍しく2人で子供の頃の思い出を共有したのでした。

懐かしの‥