愛を貰えない母に

敵意を持ちながらも


私は愛を求め続けた。




けれど


愛情欲求は満たされないままで

欠乏感は増大した。



いつも



これが無い

あの人にはこれがある

と思ううちに



私は

無いものばかりに

目がいく人間になった。




人の幸せが気になり

それが許せず



自分にある幸せが見えないまま

ずっと

不幸だった。