保育士や幼稚園教諭を目指される学生さんには、高校を卒業してからピアノを習い始める方が、たくさんいらっしゃいます。


保育科の学校でも音楽のレッスンや試験があるようですが、とても付いていけないと、民間の音楽教室を頼って来られるのです。


最初は皆さん、子供の時からやってこなかったから、元々習っている方との差は埋められないし、どうしよう、と絶望していたりします。


実際、学校の試験で止まってしまったり、弾けなかったりして、ボロボロだったと、ピアノを弾くことが嫌いになりかけている人もいます。


そんな学生の皆さんに、いつも伝えます。


熱意があるなら、大丈夫。

大人には、大人の学び方があるから。

と。


これは、事実です。


子供からピアノを習うことの最大の利点は、技術を磨くために長期間に渡る練習ができることです。

楽器に限らず、技術というものは、練習の積み重ねが物を言いますから、どうしても長く学んだ人が秀でるのです。


では、大人から学んだ場合、小さい頃からやっている方のように弾けるようにはならないのでしょうか?


答えとしては、

半分はYes、もう半分はNoです。


さて、どういう意味でしょうか。


確かに、ショパンコンクールを目指しますとか、世界的なプロのピアニストになりたいですとかいう話なら、まず無理だと言えます。


それは、非凡な才能を持ったお子さんが、専門的な教育を受けて、やっと達成できるかどうか、というものだからです。


でも、保育士や幼稚園教諭になりたい皆さんは、別にショパンコンクールを目指しているわけではないですよね?👀


童謡や日本の歌、保育で子供達が喜ぶ曲の伴奏を、音楽的に弾けること。

歌や合奏を指導できること。


そして、できれば自分の憧れの名曲を弾いて楽しめること。


ここが目標ではないでしょうか。


それなら、充分に可能だと思います。


大人には、大抵の子供より、


物事を継続する、忍耐力があります。

嫌な仕事や学校の授業だって、さぼらずに毎日、頑張って通っていますよね。


話を理解し、考える力があります。

勉強は苦手という方も、生活のために、やらなきゃいけない仕事となれば、メモを取り、仕事のやり方を覚えますよね。


音楽が好きで、好きな曲を立派にピアノで弾けるようになりたいという目標があるなら、嫌な仕事や勉強よりは、はるかに熱意を持って取り組めるはずです。


毎日、少しでも時間を作って、効果的に学習するなら、音楽の基礎を身につけることは、けっして夢物語ではありません。


当教室では、惜しむことなく、効果的な学習法を伝えていきます。


初めての入門者だから、専門的なことは置いといて、まずは形からなんて、いい加減な事はしません。


初めての入門者だからこそ、専門的なことを解りやすく、最初から音楽の本質を理解していけるように教えます。


なぜなら、最初から専門的に学ばないことが原因となって、本質的なことが何も身につかず、結果、後で苦労することが多いと知っているからです。


本格的な学習こそ、最短の道なのです。


大人のピアノ、諦めないで学んでみては、いかがでしょうか!


ではまた😉

🎼川端優也ピアノ塾