この仕事、何年やってます。

だからベテランです。

って自分で言っちゃう人ほど、あまり大したことない。


いろいろな仕事をしてきた中で、そう思います。


本当に優秀なベテランの方ほど、経験年数なんて口にしません。

自分はまだまだ若輩者です、なんて言いながら、いざ仕事については本当に深く考えていて、新人にも分かりやすく教えてくれたりします。

そして、知らないことについては、知らないと認めて、後輩から新しく学ぼうとする姿勢すら見せたりします。


それはきっと、経験年数を誇ることが、空虚なことだと解っていらっしゃるから、だと思います。


時間というのは、誰にでも平等に流れているわけで、サボっていようが、一生懸命に学ぼうが、自然と経過していくものです。


ですが、サボっていた人と、一生懸命に学んだ人とでは、同じ時間が経過した後にできることは、当然ながら、雲泥の差があるわけです。


だから、経験年数は短いけども勉強熱心な方が、経験年数は長いけども勉強しない年長者より優れることは多々あります。


ここで言えるのは、経験年数を重ねる限りは、経過した時間に見合うだけの知識や技術、独自のノウハウといった、中身が伴わなくては、価値がないということです。


これは、ピアノ教育においても、同じことが言えます。


ある奏者を見るときに、


何年ピアノをやっているから凄い、ではありません。


魅力的に自分の音楽を聴かせることができる、表現技術を身につけているから凄いのです。


私達、教育者がすべきことは、学びの密度を上げることです。


従来なら4年かかって、やっと弾けるようになるものを1年で弾けるようにすることを目指します。


そのためには、時間的な物量だけではなく、最も効率の良い練習・勉強のやり方を考えます。


先日も、ピアノ未経験の保育士を目指す学生さんに、体験レッスンをしましたが、学校が始まってから4ヶ月半かかっても読めるようにならなかった楽譜が、たった1時間のレッスンで、指揮をしながら正しく歌えるようになりました。


学びを始めるのに遅いということは、ありません。


やる気のある方を、どこまでも効率よくサポートし、そのやり方にも改良を加えていけるよう最新の研究に触れて学び続けるのが、教育者の仕事です。


あなたの夢、きっとサポートしてみせます☺️

🎼川端優也ピアノ塾