お子さんをコンクールに出したいという相談を受けることがあります。


別に、止めはしません。


専門家による客観的な評価を知ることはできますし、何より目標を持てることは良いことです。

入賞すれば、一応は経歴として、今後の進学や就職に必要な書類に書けることが増えます。


負けん気が強くて、練習のやる気につながるというお子さんには、向いてると思います。

しかし、もし、出ることによって、傷付いてピアノを続けることが苦痛になるようなら、出ないほうが良いと思っています。


審査の結果というのは、あくまで何人かの審査員の平均点です。

要は、そこにいる先生方の感想であり、1番良い評価と悪い評価がカットされた結果なんですよね。


音楽に、絶対的な点数なんてありません。

ピアノは、他人との優劣を競う道具ではありません。


そんな、くだらないことで、傷ついて、

せっかく好きになった音楽を、嫌いになって欲しくはないです。


そして自分の生徒に関して言えば、


僕もプロのピアノ教育者です。

そのような、他所様がつけた点数に頼らなくても、お子さんに、まともな音楽性と技術の基礎を授けてあげられるくらいの見識はあるつもりです。

頼ってくださる限りは、責任を持って、心から演奏を楽しめるよう、指導していきます。


どうしても、人前で弾く機会と複数の専門家による客観的な講評が欲しいなら、優れた音楽家の先生がアドバイザーをされているピティナのステップでも選んで出る方が、よほど今後につながる価値あるアドバイスがもらえますから、そちらをオススメします。


例外として、音大を受験する予定のお子さんは、模試の代わりに、難しいコンクールを毎年受けると良いと思います。


全日本学生音楽コンクール

日本音楽コンクール

東京音楽コンクール

ピティナF級・G級・特級

ショパンコンクール in ASIA

などなど。


これらのコンクールは、たとえ入賞しなくても、準備をしていく中で、音大受験に必要なレパートリーを学べますし、お子さんが専門生として、現段階で、どのような位置にいるのかを知ることができます。


1番伝えたいのは、コンクールで入賞することが、良い演奏を目指す上で、全てではないし、世界はもっと広いですよ、ということです。

世の中にはコンクールでの入賞などしなくても、素晴らしい音楽家として名を馳せている人だっているのですから😌


🎼川端優也ピアノ塾