オーチャードホールでモンテカルロバレエ団を観てきました。
ジャン=クリストフ・マイヨー率いるモンテカルロバレエ団は
モダンに近い演出と振り付けで
新しいバレエ芸術を創作しているバレエ団です。
前々から観てみたいと思ってました!
でも
バレエの舞台は高いです!
一人でも厳しいのに
二人で観に行くとなると
「試しに観に行ってみよう」
なんて
気軽には行けません。
古典ならだいたい想像がつくのですが
創作になると、写真や評論だけでは判断できないから
いつもチケット購入をためらってました。
今回チケットが手に入ったから観に来ました。
演目は・・・
La Belle (美女)~眠れる森の美女~
全3幕プロローグ付き
振付:J.C.マイヨー 音楽:チャイコフスキー
美術:エルネスト・ピニョン=エルネスト
↓こちらのサイトに詳しく出てました。参考に。
光藍社
http://www.koransha.com/ballet/montecarlo2009/index.html
古典の定番でペローの御伽ばなしですが
妖精が出て来て呪いをかけたりと
ホラーにもなりそうなストーリーです。
シーンはモノローグから始まり
いきなり舞台の真ん中に
大きなスクリーンが出現!
あれ?
バレエだよね?
演劇じゃないよね?
ちょっとうろたえましたが、ちゃんとバレエでした。
実際
セリフや歌がないのが不思議なくらい
ミュージカルぽい舞台でしたが、
ちゃんとどころか!
すばらしいバレエでした!!
古典バレエもステキだけど
それとは別の、視覚に刺さるような美しさ、斬新さに目も心も奪われました。
内容も古典バレエとは全然違っていました。
古典では、王妃の誕生を祝う宴から華やかに始まりますが
こちらはなんとも重苦しいシーンから物語が始まり
いっこうに華やかな宴など出てきません。
「バレエと言うより舞踊劇に近いのかな?」と思っていたら
今度はいきなりカラフルでユニークな衣装をまとったバレリーナ登場。
でも、ただただかわいくきれいに踊る古典とはまったく違っていて
踊りのすべてが意味を持って語りかけてくるのを感じました。
そして、いよいよ、王妃の誕生!
っと思ったら・・・
透明の大きなボールの中にいる!
「姫の踊りはまだお預けなの~?」
でもこれがすごくきれいで
汚れを知らない少女の美しさやはかなさに
思わず「キュン」としてしまいそうでした。
童話の美しい額縁の部分を踊るのが古典なら
この舞台は童話の裏に隠れた人間的な部分だけで作られています。
「同じ話とは思えない
」
けれど、重いドロドロしたものではなく
軽快で 楽しくて 笑いもあり、そしてとても美しい舞台でした。
床はツルツルした白い床で
奥はスロープが作られていて
照明があたるとすごくきれい。
衣装も楽しくて
ファッションショーをバレエ舞台に作り替えたようでした。
結局最後まで古典とは違い
結婚式の宴会もなく
カラボスとの対決で勝利して物語はおわり
エピローグへ続きます。
「白鳥の湖」の第三幕に似ていました…。
エピローグでは
本を抱えた少年が夢から目覚めると
物語の中の姫が目の前にいて
また二人で夢の世界へと旅立つというようなもので
これは「クルミ割り人形」のエピローグを思い起こしました。
すごく美しい舞台で
次回はぜひぜひ
一階席の真ん中あたりで観たいなーとおもいます。
一緒に行った娘には
「結婚式がなかった~
宴会の妖精が出なかった~」
と
不評でした。。。
ちょっと大人な舞台だったからね。。。
バレエが苦手な人にもお勧めですよ。
デートにもgood!
大人が楽しめるバレエでした。