マリー・シュイナール・カンパニーのオルフェウス&エヴリディケを観ました。


この舞台は

*観た*

といってはいけないかもしれない。

*感じた*

と言うべきかも。



前日のモンテカルロの美しい舞踊とは違い

同じ舞踊芸術なのに

すごく
ノイジーな舞踊でした。


すごく心地よいノイジー。


心地よいムーヴ。



いきなり全員上半身がネイキッド。

下手したら何も着ないより恥ずかしいような衣装なのに
全くいやらしさや不自然さを感じなかった。


それより
可愛らしかった。
男性も女性もすごく可愛らしくて親しみ深く

踊りも
振りの一つ一つが可愛らしくて自然

観てるだけで
マリーシュイナールの“愛”を感じられました。



“鈴”と“詩”



このふたつがわたしのイメージに残った言葉です。


ふたつとも
静かで叙情的な印象のモチーフですが

シュイナールの舞台は
全くそんなものではありませんでした。



歓喜
ノイズ
ユーモア
エロス
探求


いろんな形の裏切りやギャップがあるから
シュイナールの芸術を自然に受け入れることができるのだと思います。


ちがうかな…


私たちが日常を過ごしていれば
ギャップだらけ。
だからメリハリがあって頑張れる。
私たちは自然とギャップを作り出しているのかも。

そして
そんな自然に生まれるギャップが
シュイナールの舞台には自然なままで表現されている。

だから
楽しいし気持ちいい!



実際、笑いまくりでした。

すっかりシュイナールに魅せられて
マリー・シュイナール・カンパニーのダンサーたちに魅せられてしまいました。


女の子同士、男の子同士で観て
ワイワイ盛り上がりたい舞台です。


一緒に行った子供は
一言「きもい」

モンテカルロを上回る大人っぽい舞台だったからね。

でも帰りに、そっくりな鈴を買ってた!

オーチャードホールでモンテカルロバレエ団を観てきました。



ジャン=クリストフ・マイヨー率いるモンテカルロバレエ団は
モダンに近い演出と振り付けで
新しいバレエ芸術を創作しているバレエ団です。


前々から観てみたいと思ってました!


でも
バレエの舞台は高いです!
一人でも厳しいのに
二人で観に行くとなると
「試しに観に行ってみよう」

なんて

気軽には行けません。


古典ならだいたい想像がつくのですが
創作になると、写真や評論だけでは判断できないから
いつもチケット購入をためらってました。


今回チケットが手に入ったから観に来ました。


演目は・・・

La Belle (美女)~眠れる森の美女~

全3幕プロローグ付き
振付:J.C.マイヨー 音楽:チャイコフスキー
美術:エルネスト・ピニョン=エルネスト

↓こちらのサイトに詳しく出てました。参考に。

光藍社

http://www.koransha.com/ballet/montecarlo2009/index.html


古典の定番でペローの御伽ばなしですが
妖精が出て来て呪いをかけたりと
ホラーにもなりそうなストーリーです。


シーンはモノローグから始まり

いきなり舞台の真ん中に
大きなスクリーンが出現!



あれ?
バレエだよね?
演劇じゃないよね?


ちょっとうろたえましたが、ちゃんとバレエでした。

実際
セリフや歌がないのが不思議なくらい
ミュージカルぽい舞台でしたが、


ちゃんとどころか!

すばらしいバレエでした!!



古典バレエもステキだけど

それとは別の、視覚に刺さるような美しさ、斬新さに目も心も奪われました。




内容も古典バレエとは全然違っていました。

古典では、王妃の誕生を祝う宴から華やかに始まりますが

こちらはなんとも重苦しいシーンから物語が始まり

いっこうに華やかな宴など出てきません。

「バレエと言うより舞踊劇に近いのかな?」と思っていたら

今度はいきなりカラフルでユニークな衣装をまとったバレリーナ登場。

でも、ただただかわいくきれいに踊る古典とはまったく違っていて

踊りのすべてが意味を持って語りかけてくるのを感じました。

そして、いよいよ、王妃の誕生!

っと思ったら・・・


透明の大きなボールの中にいる!


「姫の踊りはまだお預けなの~?」

でもこれがすごくきれいで

汚れを知らない少女の美しさやはかなさに

思わず「キュン」としてしまいそうでした。


童話の美しい額縁の部分を踊るのが古典なら

この舞台は童話の裏に隠れた人間的な部分だけで作られています。


「同じ話とは思えない長音記号1


けれど、重いドロドロしたものではなく
軽快で 楽しくて 笑いもあり、そしてとても美しい舞台でした。


床はツルツルした白い床で
奥はスロープが作られていて
照明があたるとすごくきれい。



衣装も楽しくて
ファッションショーをバレエ舞台に作り替えたようでした。


結局最後まで古典とは違い
結婚式の宴会もなく
カラボスとの対決で勝利して物語はおわり
エピローグへ続きます。

「白鳥の湖」の第三幕に似ていました…。


エピローグでは
本を抱えた少年が夢から目覚めると
物語の中の姫が目の前にいて
また二人で夢の世界へと旅立つというようなもので
これは「クルミ割り人形」のエピローグを思い起こしました。


すごく美しい舞台で
次回はぜひぜひ
一階席の真ん中あたりで観たいなーとおもいます。


一緒に行った娘には


「結婚式がなかった~
宴会の妖精が出なかった~」



不評でした。。。

ちょっと大人な舞台だったからね。。。



バレエが苦手な人にもお勧めですよ。

デートにもgood!

大人が楽しめるバレエでした。



昨日
モンテカルロバレエ団
「眠れる森の美女」
観てきました。



オーチャードはモンテカルロを観るにはいい場所です。

ホテルのような洗練された雰囲気があります。



一階には美術館があり
時間がある時は
早めに行ってちょっと覗いたりします。


美術館前のカフェは
わたしもお気に入りの場所です。

美術系の洋書を置いている本屋さんを眺めながら
おいしいコーヒーを飲んで

☆リラックス~☆

舞台鑑賞に備えます。



雑貨屋さんを見て歩くだけでも楽しめます。

スワロフスキーのショーウィンドーは
いくら見てても飽きません。


開場したら
クロークに上着を預けて
ディスプレイされた花を鑑賞ます。

いつもデザイナーがコラボして生けているようです。

今回もとっても綺麗。


階段上の展示写真も必ず見ます。

だいたい、
次の演目の写真が飾られているようです。


オーチャードで一番好きなのは
広くて眺めのいいバーがあることです。

鑑賞の合間の休憩で
ワインやカフェを一杯ひっかけるのが楽しみの一つです。


「自分、大人~」


みたいに
大人な時空間に浸れます。


モンテカルロについては
次の記事で書きます。


ちょっと*休憩*