クリスマス当日。

彼が帰って来たのは、

朝の5時半ころだったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼が帰って来た時

起きていたけれど、

寝ているふりをしました。

すると彼、

お部屋の中で転倒して、

頭をぶつけて。

一人で全然歩けないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで酔っぱらうなんて

ありえないと思いました。

あとで、一連の彼の行動の原因が

分かることになるのですが。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もともと肋骨にヒビの入っていた彼。

転倒したことで、

痛みが悪化。

肋骨をかばって転倒したので

他の部位、腕や足を痛めてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分で服も脱げずに、

こんなの僕じゃないみたいだ。

と泣き始め。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなのわたしの知っている彼じゃない。

わたしの知っている彼は

どこへ行ってしまったのだろうか。

と、途方にくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもわたしはその日お仕事。

少しでも寝ないと、

何かミスでもしたら大変。

と思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも結局寝れないまま、

仕事へ向かいました。

すると彼から電話。

電話に出ると、

携帯をなくした。

というのです。

携帯がなければ、

仕事ができない。

たくさんの大事なものが携帯に入っているのに

失くしてしまった。

クリスマスだというのに、

パパにもママとも

お話しできないじゃないか。

と彼、パニック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局わたし、

お仕事休みました。

彼の元へ戻り、

失くした携帯は保険がカバーしてくれるということで、

携帯を見に行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その前に、警察へ行って

紛失届を出しました。

もしかしたら、

例のバーに携帯があるかも。

と彼が言うので、

あくまでもその日は見るだけにして。

SIMカードも見に行きました。

でも、国際電話をしたくて、

短期の使用となると、

いいSIMカードはなかなか見つからない。

彼は携帯がなくてイライラしているし、

わたしは仕事を休まないといけなかったことに

イライラして、

嫌な空気が流れていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひととおり、

彼の失くした携帯のためにできることをしたので、

わたしはとにかく気持ちを静めたくて、

実家に帰ると言いました。

彼といることにもう耐えられなくて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜は彼と過ごすことを約束して、

実家へ帰りました。

1日、しかもクリスマスにお休みになったのに、

全然うれしくなかった。

本当にこんな風になるなんて

想像していなかった。

家には両親や弟とその彼女がいて、

わたしが突然帰って来たので

ビックリしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて言おうか迷ったけれど、

真実を言うのはやめました。

彼がお友達を連れて来て

落ち着けないから、

帰って来た。

洗濯もできなかったから、

洗濯しに来た。

と言って、

洗濯をして、

乾燥機を回して、

その間に部屋で数時間眠りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしの下手な嘘に

薄々勘付いていたようで、

次に両親にあった時言われました。

「ママが心配して。

あれから眠れないって言って。

あいつは本当に大丈夫なのか?」

と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実家を出て彼の元へ向かうとき、

父から、

「風邪ひくな。

気を付けていけ。」

と言われ、

そしたら実家の門を閉めた途端

泣けてきて、駅に着くまで

思いっきり泣いていいことに決めて、

泣きました。笑

そして少しスッキリ♡

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の待つお部屋へ行くと、

彼がお花を買ってくれていました。

あとはジュエリー♡

 

 

 

 

 

 

 

 

彼からは、

彼が日本に来ることがプレゼントだと言われていたので

特にプレゼントをもらえるとは

思っていませんでした。

しかも、ジュエリーはまたピアスで、

わたしが欲しいと言っていたものを

彼が覚えてくれていたんです♡

とっても嬉しかった~

イブの時の事、

完全に許せたわけではなかったけれど、

絡んできたヤクザを放置していたのは、

ヤクザともめてバーに迷惑をかけないため。

安全にわたしを家に帰すため。

彼がわたしを一人にしてバーへ戻ったのは、

ヤクザが戻って来て、

バーのオーナーのお友達と揉めた時に、

オーナーを助けるため。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひどいなと思ったけれど、

わたしを放置した以外は

特に悪いことはしてない。

そう考えたら、

許せそうな気がしてきたけれど、

悪い男に引っかかる女は

こうして負のスパイラルに陥るんだーーーー!

と気づいていました。

でもとりあえず喜んで、

また例のバーへ行きました。